デンマークでスウェーデン王族デザインのコーヒーセット

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こんにちは、買い付けレポートはスウェーデンを離れ、デンマークに入りました。
ここはコペンハーゲン近くのディーラーさんご自宅です。何もかもがレトロで素敵です。こういう家に行くたびに自宅にも大きな絵を飾りたくなるのですが、なかなかこの大きさは勇気が必要です。

リビングはお庭に面しています。寒くも無く、暑くも無い5月の北欧。こんな季節は外に出てお茶を飲むのがなんと言っても楽しい。

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と言うわけで、軽食をご馳走になりました。
コーヒーとチーズとハム、サーモンとツナのディップとフルーツ。これにデンマークの美味しいパンに小鳥の歌声がBGMならば、素敵なご馳走です。
素晴らしい環境と、美味しい食事についつい話が弾んでいつの間にか2時間ほど経ってしまいました。なにせ、夜の9時を過ぎても明るいこの季節、いつまでも太陽が落ちないのでとっくにお昼をまわっていることに気が付きませんでした。時計を見て、慌てて立ち上がり、仕事に取り掛かります。

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ここでは、60アイテムほどを買い付けましたが、特に面白いのがこのドイツThomas製のコーヒーセットConstanzeです。

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ドイツ製ですが、フォルムデザインはスウェーデンのSigvard Oscar Fredrik Bernadotte(シグヴァルド・オスカー・フレデリク・ベルナドッテ 1907年-2002年)が1959年に手がけています。高級品から日用品まで、様々なデザインを手がけた彼は現スウェーデン国王の叔父、つまり王族出身です。

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“Bild ur Livrustkammarens arkiv” – Livrustkammarens Archiv

1950年代から現在でも変わらず作り続けられている彼の作品といえば、RostiのMargretheミキシングボウル。サイズも色もバリエーションが様々あり、今でも人気のキッチンアイテムです。実は我が家でも愛用中。
インテリアショップに限らず、デンマークのスーパーマーケットに行けば簡単に手に入り、かつてはデンマークの切手になった事もある程に生活に溶け込んだデザインです。

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こちらのセットを含め、お品はまだデンマークを出ていません。ディーラーさんには「最悪クリスマスまでに送って」と冗談を言いましたが、来月になれば北欧はホリデーに入ってしまいます。そうなると1ヶ月ほど連絡が取れない、なんて日本人にすればこれこそ冗談のような事態になってしまうので、出来ればその前に送って欲しいのですが・・・。

ミタ

P.S.
この後、市内のインテリアショップIllums(イルムス)に立ち寄り、3月の北欧家族旅行で母が置き忘れたお土産を無事回収し、ミッションが終了しました。
袋にはデンマーク語で「忘れ物?」と書いてありました。

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でも、まだ送料の連絡もないので、パッキングもしていないな、きっと。

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デンマークでスウェーデン王族デザインのコーヒーセット」への2件のフィードバック

  1. 結婚当初から使っている(カレコレ30年!)壁面脱着式缶オープナーは スウェーデン製でデザインSigvard Bernadotteとあります。同一人物ですね?今でもすごく使いやすいしカッコいいです。いつの間にかヴィンテージ♪(プルトップ缶のおかげで出番は多少減りましたが大きな缶詰には必需品です。)

  2. >>k7さま
    おおー、王子デザインを30年もお使いですか!
    Sigvard Bernadotteは他にもステンレスのヤカンなんて品もあります。王室育ちなのに庶民的なんですね。

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