満腹機内食

こんばんは、ヘルシンキのホテルにチェックインしました。
さて、機内食についてアップしたいと書きましたら、温かい励ましの言葉をブログにもFacebookにもTwitterにもいただきまして、買い付け日記としていかがなものだろうか、と思っていたのですが勇気を持って書きますね。
さて、前回書いたとおり、満席に付きエコノミークラスからビジネスクラスに驚きのアップグレード。「お食事の内容は同じでございます」との言葉にワクワクしていました。

まずはウェルカムドリンク。オレンジジュース、シャンパン、水の中から選びます。

そして、前菜。
まずパンを5、6種類の中から好きなだけ取ります（2個取りましたが、もちろん欲しければいくつでももらえます）。パンはちゃんと温めてあるのが嬉しいのですが、これはエコノミークラスでも同じ。そこが私がSASを選ぶ理由のひとつです。
そしてチーズ2種類にチャツネとナツメヤシが添えられたもの、サラダ、サーモンのマリネ。

このマリネは「グラブラックス」といい、広くスカンジナビアで親しまれているものです。生鮭を塩とハーブ、そして、え？と思うくらい沢山の砂糖でマリネをします。作るとその砂糖の多さに驚きますが、食べると甘さは全く気になりません。
そのグラブラックスを分厚く切ったものが2切れに、イクラとワサビソースが添えられていました（あの薄いサーモンマリネを想像してはいけません）。

サラダのドレッシングはこんな可愛らしい小瓶に。オリーブオイルとバルサミコ酢が入っています。

そしてメインです。
メインは和食の魚料理、チキンのトマトソース、ラム肉のグリル、ベジタリアン用のキノコリゾットから選べました。
私が選んだのは、ラム肉。ポテトグラタンが添えられ、赤く見えている丸いものはベリーです。臭みのほとんど感じられない柔らかいラムには、マデラソースがかかっています。
やや薄味のラムに、しっかりとした味付けのグラタンとベリーの酸味が良く合い期待以上の美味しさでした。

そして最後にデザートのチョコレートケーキが運ばれてきます。驚いたのはワゴンでホールが来たこと。

「コニャックはいかがですか？」と聞かれたので、ケーキに香り付け程度でかけてもらえるものと思いお願いしたら・・・。

グラスでした・・・・・。
ごめんなさい、飲めなくて結局片付けてもらうことに・・・。
ケーキにはフレッシュフルーツが添えられています。ベリーとプレーンなスポンジが市松模様のように重ねられ、断面が美しい。チョコと酸味のあるフルーツの組み合わせは王道の美味しさですよね。
私としてはたっぷりチョコのかなり甘めのケーキなのですが、フレッシュフルーツでリフレッシュ出来るので全部美味しくいただきました。

さて、ここまでが、昼食です。到着2時間前には、また軽食が出されます。

これが、軽食ですよ、奥さん（誰？）。
フレッシュフルーツ、オープンサンド（スモーブロー）2種類、食べ放題のパン、そしてメインは・・・・

このように、またしてもワゴンで運ばれてきました。
サーモンのすり身団子、ミートボール、野菜、ご飯、ポテト。私はサーモンと野菜を入れてもらいましたが、沢山食べられる方なら「全種類ください」も可能です。

今回の食器は、グラスは全てスウェーデンのオレフォス、陶磁器類はロイヤル・コペンハーゲン、カトラリーと塩コショウいれの金属製品はジョージ・ジェンセン製で、どれもオリジナルの証としてSASのマークが入っていました。
スカンジナビアブランドを使うことにこだわりがあるのですね。
それと、今回はSASのプレゼンテーションの上手さにも感心しました。特にコック服を着た乗務員がワゴンでホールケーキを運んで来たときには一瞬機内ということを忘れる程に気持ちが盛り上がりました。
それでは、明日からの買い付け日記をお楽しみに。

ミタ

私はお酒が飲めないのですが、好きな方はもっと楽しめると思います。ビールやカクテルなど何種類もあり、ワインリストもありましたよ。