アネモネとの再会

おはようございます。先日、アラビアのAnemoneコーヒーカップとキャセロールをお買い求めになった、千葉県の「はまちゃん」さまから素敵なお写真と感想を送っていただきました。
頂いたメールの構成が素敵でしたので、そのままでお送りしますね。
では、ここからが「はまちゃん」さまのご感想です。

“Fukuya（フクヤ）” 三田様
この度は、御社とのご縁でお気に入りの器が手に入りました

早速、いつもの朝で、特別な物はありませんが、
使ってみましたので、写真送らせていただきます
夫も和食器の骨董品など大好きで、北欧食器（アラビアが）も好きなので喜んでいます
*　　*　　*　　*　　*　　*
私は、還暦を過ぎた主婦です
お若い方のように、ネットでショッピングは、まだまだ初心者です
しかし、今の時代、自宅にいながらお気に入りの品を見つけて、
お買い物が出来るのは、素晴らしいことですね
北海道、静岡、と転勤しながら今は、千葉に落ち着きました
30数年前に静岡から北海道に転勤して来た人とお友達になり
アラビアのアネモネやアラビアの真っ赤なお鍋、
マリメッコのカーテン、イノベーターの椅子やクッション
どれも初めて見るものばかりで、今で言うカルチャーショックをうけ、憧れました
その時（1977年）以来、アネモネを探しましたが、廃盤といわれました
それから10年後（1986年）、上京の折、
たまたま日本橋高島屋でアネモネを見つけました
お店の方に、廃盤商品では？とお聞きしたら、再販された品であると言われました
何時頃、再販されたかは定かではありませんが、お店にあるものが最後で
以後の入荷は、ありませんと言われ、全部買い占めました
アネモネのティーカップとケーキ皿、各々6客づつ、義妹が2組かいました
その時の、バックプリントがフクヤ様で売られている1980年代の商品です
私もおたづねしましたら、製造釜も時代も違うので、
今はこのバックプリントと説明されました
しかし、お店の方が、どれだけの知識があったかは不明です
その後、バレンシアやパラティッシなど、買いましたがどれも大好きな器です
昔のカラパラのバックプリントは、カラーですよね
再販されたのは、製造が追いつかずカラーでないんですよね
2年前娘とフィンランドに行き、アラビア工場も見学しました
案内の方が、Made in Finland　にこだわっていましたが、私もそう願いたい一人です
*　　*　　*　　*　　*　　*
先に書きましたように、ネットで拝見してもなかなか購入まで至らないでおりました
しかし、今回北欧ブログからフクヤ様のお店を知り、
思い切ってお買い物させていただきました
その後、ブログも拝見させていただきましたが、とても丁寧なブログで
しかも、ものすごく勉強されて知識も豊富なので、感心いたしました
遅ればせながら、少しづつ学習していこうと思ったしだいです
どうぞこれからも頑張ってください、　大変お世話になりました

ここまでが「はまちゃん」さまのご感想です。ありがとうございました。
奥のクリーマー、シュガー、そしてプレートは以前からお持ちのものです。このときお買い求めになったティーカップも現役ということで、「かもめ食堂以来、北欧ブームですが、ただ手に入れるだけでなく、思いをこめて、大切にながーく使って欲しいです」とおっしゃっていました。
今では”ヴィンテージ”と呼ばれているものです。これらが実際に発売されていた時代に接していた方が、どのような驚きと感動で北欧の食器やインテリアに出合ったのか、ご感想を読むとありありと想像できて、気持ちを新たにしました。
私もこのように、皆様と出会いの感動を共有できるような商品の説明が書けていれば嬉しいのですが・・・。
また、このメールで1980年代にAnemoneが一時期再販されたと教えていただきました。ご感想の中にあるように、ただいまFukuyaには1980年代のAnemoneのティーカップがあります。
Anemoneは1961年から1976年までの製造期間ですので（1977年にはまちゃんさまが廃番と言われたのは、そのためです）、どうして1980年代のロゴが付いているのか、ずっと疑問に思っていましたが、これでやっと分かりました。
さっそく、商品説明に書き加えます。ありがとうございました。
ところで、再生産がしばしば話題に上るArabiaですが、Arabiaの手描き部門が廃止になったので、今後Anemoneのような手描きのアイテムが作られるのはなかなか難しいでしょう。
残念ですが、これも時代の流れですね。
→1980年代のArabia Anemoneティーカップはこちらから
量産品に無い、手作りの味わいをお楽しみください。
ミタ