ココアアイズとスウェーデン語教室

110411-1.jpg

こんにちは。土曜日に告知した【スウェーデン語入門講座】が翌日の日曜日に満席となりました。お申し込みの皆さまありがとうございます。
そこで、急遽追加クラスを設けました。同日の16時から17時半です。お申し込みは下記リンク先からどうぞ♪

swedish_top.gif

さて、今日は別のお品をご紹介と思っていたのですが、せっかくなのでスウェーデンつながりでスウェーデン製のココアカップをご紹介します。
この印象的な目のマークは、見たことがある、という方もいらっしゃるでしょう。スウェーデンのチョコレートメーカー、Mazatti社のココアに付けられているロゴマークで、スウェーデンのグラフィックデザイナーOlle Eksell(オーレ・エクセル)によるデザイン。恐らく彼のもっとも知られた作品です。
そもそもMazetti社のココアには1910年から目のマークが付いていたのですが(品質を監視している、という意味だそうです)1956年にそれをリニューアルするために新しいロゴを公募したところ、採用されたのがOlle Eksellの作ったこの”ココアアイズ”だったというわけです。
Mazetti社は1975年にフィンランドの製菓メーカーFazerに買収されるものの、Fazer社のココア製品にはこのロゴが残されているので、今でもスーパーなどでこの印象的な目を見つけることが出来ます。
Mazetti社の元工場はスウェーデンの南西の都市Malmoに残されています。

110411-2.jpg

これがその工場。閉鎖後はキッチン付きのホテル、ギャラリー、カフェなどになっています。建物の裏にはこのココアアイズをつけた鉄扉が残っていて、かなり印象的。宿泊したホテルが近くに有ったので毎日前を通っていたのに、写真を撮っていませんでした。もしご興味があれば、ギャラリーの案内にその鉄扉の写真がありますので、ご覧になってください。
Fotogalleriet Format
さて、ここは長くチョコレート工場としては使われていなかったのですが、2004年から再びチョコレートを作り始めたとか。120年前のレシピそのままを製造している、そのチョコレートメーカー”Malmö Chokladfabrik”社は工場内にチョコレートミュージアムも併設しています。
ミュージアムの案内を見ると、元祖ココアアイズのちょっと不気味な缶たちにまぎれて、ありますね、このココアアイズのココアカップ♪
Chokladmuseum
このカップには、Upsala-EkebyのKarlskrona窯のロゴが付いています。Karlskrona窯は1968年に閉鎖されていますので、それ以前の製品ですね。ノベルティ、あるいはMazettiの製品を卸しているカフェで使われていたのではないでしょうか?
ロゴデザインはオーレ・エクセルのものですが、デコレートそのものは別の人物によるものでしょう。縁にロゴを並べただけのデザインは彼の作品と言うにはあまりにも工夫が無いですから。というとデザインを貶めているようですが、そんなわけではなく、ひたすら目が並んでいる様子は強烈に面白く、スウェーデンのコレクターの間でも人気のアイテムです。
こちらのお品のアップは未定ですが、何とか今月中にはアップできるかな?よく分かりませんが・・・。
さて、フィンランドからもメーカーノベルティのカップが入荷しています。今日は本当はそちらをご紹介するつもりでした。これもまた面白いので、日を改めて、また。
ミタ

カップにはいっているのは、本当にココアです。ココアパウダーと砂糖をお湯で練って牛乳で伸ばして温めました。1杯しか作らなかったので撮影後はチョコ好きの家人のお腹に納まりました。いつか彼をチョコレート工場に連れて行きたいです。

【この記事をシェア】

ココアアイズとスウェーデン語教室」への2件のフィードバック

  1. チョコレート工場、それ自身がすごく美味しそう。そんでもってココアの甘~い撮影秘話もごちそうさま♪

  2. >>もももままさま
    最初目を引く建物だなあ、と思ったらチョコレート工場でした。時間が無かったので立ち寄れませんでしたが、次回は是非行きたい。工場見学好きなんですよ。
    あと夫は「中毒?」というほどチョコレート好きなんです。いや、きっと中毒。

コメントを残す

関連投稿

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る