おはようございます。
11月も半ばになり、街中はクリスマスムードになりつつありますね。
日本ではクリスマスケーキというと、イチゴのショートケーキが定番なのですが、いままで訪れたヨーロッパ各国では、このスタイルのクリスマスケーキを見たことがありません。調べてみると、大正時代に不二家が始めたのが起源らしいですよ。
以前住んでいたアイルランドではイギリスと同じく「クリスマスプディング」という真っ黒なケーキを作ります。これはケーキといっても焼くのではなく、茹でたもの。
様々なスパイスと細かくしたパン、ドライフルーツやビールなどのお酒、牛脂などを混ぜ、6時間以上も茹でて(あるいは蒸して)作ります。11月の半ばくらいに作り、その後1ヵ月ほど涼しいところに保存します。
そして、いよいよクリスマスの日に、家族でテーブルを囲み、取り出したプディングにブランデーをかけ、火をつける瞬間が、ハイライト!!!
で、お味は・・・・
もっちりとした食感(茹でますからね)もかなり個性的で、好みが分かれるところでしょう。「私は苦手だけど、イギリスの人は好きなのかなあ?」とイギリス人に尋ねると「まあ、伝統だからね・・・」と曖昧な返事をもらいました。
この独特な味を作り出しているひとつの原因は、やはり、牛脂やビールといった特殊な材料によるものなのでしょうね。だって、北欧料理の先生方に教わった同じくスパイスたっぷりのクッキーやケーキはとても美味しいのです。
たっぷりのスパイス。恐らくこれは保存性を高めるために使うのでしょう。さらに、昔はとても高価だったスパイスを使うのは、クリスマスだけの贅沢だったのでしょうね。
北欧では、所謂クリスマスケーキというものは無いようです。代わりに作るのは「ジンジャーブレッド」というこれもスパイスの入ったクッキーが良く作られると聞きました。
ノルウェー料理教室のヒルデ先生がオリジナルのジンジャーブレッドレシピをフクヤで公開してくれています。下にリンクを張りましたのでよろしければチャレンジしてくださいね。
→ヒルデのノルウェー風ジンジャーブレッドクッキー
もちろん、「北欧」とひとくくりにしないで、各国ごとに見ると、フィンランドでは星型のお菓子や、スウェーデンではサフラン入りのねじったパンなど独特なものは色々ありますが。
そして、このジンジャーブレッドと同じように、クリスマスには、ジンジャーを入れたケーキを作ることもあるのだとか。前回買い付けで訪れた、フィンランドのアンティークショップでいただいたケーキもそのひとつで、これはいつもクリスマスのときに作るのよ、と教えてもらいました。
→2009年10月7日の記事
そして、そして・・・前置きがとーーっても長くなってしまいましたが・・・
ついに
「マリアンヌさんのジンジャーケーキスパイスミックス」
が出来ましたー!!
本当は粉も砂糖も入ったミックス粉を作りたかったのですが、そのためには依頼しているスパイス会社が別途小麦粉などを仕入れなければいけなくなるので、まずはスパイスだけのミックスを作りました。
レシピはマリアンヌさんに教わったとおり。試作からマリアンヌさんの言葉で作り方に微調整を加えながら、やっと完成しました!
今年のクリスマスは、イチゴショートもいいけど、北欧風にジンジャーケーキもアリかもしれませんよ~。
ミタ
ただいま、お買い上げクリスマスカードプレゼント中!!
.
ジンジャーは体を温め消化を促進させる効用があるとか。これもクリスマスに良く使われる理由のひとつかなあ??
ミタさんこんにちは☆
しゃべりすぎのNどえす!
先日はブログを見ていただきありがとうございました。
ミタさんにあんなお言葉頂戴して、嬉しいやら恥ずかしいやら、です。
14日の記事にARABIAちゃん載せました♪
よろしければまた覗いてやってくださいましませ!
さてさて、クリスマスのsweetsですが・・・甘いもの大好きな私ですが、実はイチゴのショートケーキはあまり好きではないのですぅ。
結婚してから毎年(確か・・・)適当なものを手作りしていたのですが、今年は娘が「大きい丸いのを三人で食べたい♪」と言うもので、いよいよよくあるケーキっていうのを買うことになりそうです、うーん。
行事などでお国柄というか土地柄というか、いろいろ違いを感じるのも面白いですよね!
ではまたー
>>おまめさま
こんにちは!先日はこちらこそ引き止めてしまって申し訳ありませんでした。
私もなぜかイチゴショートが苦手なのですよー。でもお子さんは好きですよね。それに見た目にぱっとしてるのもいいのかも・・・?きっとお嬢さんにとって、いい思い出になりますね♪