アラビアのロータス

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夏真っ盛りというのに、今日外出したら、百貨店のウィンドーはもう秋の装いでした。私はまだ、海にも山にもプールにも行っていないのに…。

このArabiaのKatrilliもそんな秋の雰囲気満載。周りを彩る花の絵はおそらく蓮か睡蓮の姿でしょう。
“Katrilli”という名前そのものはフィンランドのフォークダンス(ミュージック)の名前と同じなのですが、この花の絵との関連は不明です。
デコレートはエステリ・トムラ。フォルムそのものはウラ・プロコッペで、彼女の代表作”Valencia”と同じ。
フォルムを上下に二分するように茶と白で塗り分けられ、その中央にふんわりと浮かんでいるのは、東洋を象徴する蓮の花。オリエンタルの雰囲気が漂います。
ヴァレンシアもそうですが、このフォルムはオリエンタルなデザインにこそ映える気がします。
ところで、よく見ると同じように見える花の一つ一つは、微妙に異なり一つとして同じものはありません。
私はこういう凝ったディティールを、シンプルな中に発見すると嬉しくなっちゃいます。(凝ったデザインが凝っているのは当たり前ですからね)
「神は細部に宿る」とは20世紀を代表する建築家のミース・ファン・デル・ローエが好んで引用した格言。細部にこそ物事の本質があり、細部に目を配ってこそ、全体の完成度が高まるということなのでしょうか。日ごろの自分を思うと耳が痛いです…。
Katrilliデミタスカップはこちら、ぜひ実際に手にとって柄の一つ一つをご覧ください。
同じくクリーマー、シュガーボウル、スーププレート、ディナープレートも入荷しています。あわせてどうぞ。
ミタ

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