スウェーデン買い付けが半ばになり、それまでに買い付けた分を一旦出荷することに。実は前回までは友人の家に集めて、そこに集荷に来てもらっていたのですが、運送会社のルール変更のため、倉庫に直接持ち込みになってしまいました。
初めてのことなので、日本にいる数か月前からやり取りを繰り返し、持ち込みの日にちと時間を決め、約束通り指定の倉庫まで行ったにも関わらず、受け付けの人に「何のことか分からない」と言われ、受け取り拒否!
現場に担当者は不在。メールしても返信なし。会社に電話したら「どこに行ったか分からない」と返事。
どんどん気持ちが追い込まれ、ドキドキが止まらない。
胸がきゅっとなる思いをしながら、10分か15分ほど待ったころでしょうか、こちらのメッセージを受け取ったようで、「受付に連絡したからもう大丈夫」とメールがあり、やがてフォークリフトが登場し、無事受け取ってもらえました。その時間がどんなに長かったか。
それにしても事前のやり取りは何だったのか。本人が待機していないのは良しとしても、なぜ予め受け付けに伝えていないのか。日本なら考えられない手際の悪さ。「みんなが定時で帰れるの当たり前よね…」と、フォークリフトが倉庫に吸い込まれるのを見送りながら、ついつい口に出てしまうのでした。
まあいいや。とりあえず腹ごなし。マルメの街に足をのばしました。
マルメは随分長くあちこち工事していましたが、それも終わったようで、きれいになった街を散策しながら目的地へ。
目指すは2016年にオープンした『Malmö Saluhall』。1898年に出来た古い倉庫を再開発して出来たフードホールです。
お昼時だったので沢山の人が昼食に訪れていました。特に行列が出来て人気があったのが、ラーメン屋さん。ラーメンは本当にメジャーになりましたね。
折角だからスウェーデンらしいものが食べたいなと館内を周って『今日のランチ鹿肉(だったかなあ)のミートボール』と掲げたお肉屋さんへ。
美味しかった。お店の人もとっても感じが良かった。荷物も無事出荷できたし。終わり良ければ全て良し。
フードホールのベーカリーで翌日朝食用にカルダモンロールとシナモンロールを購入。
ところで、最近北欧では再開発されるとフードホールになる事が多いですね。マルメの駅も初めて行った十数年前は何もなかったのに、今はフードホールに。
オープン時は北欧らしい料理を出すお店が並んでいましたが、いまは多くがアジアなどのエスニック料理のお店です。もちろんお寿司屋さんもありました。
お寿司のランチセットメニューの名前が『KIRO』と『AKA』。スウェーデン語かなあ、でも寿司なんだから日本語かなあ…とまじまじと見ていて、ハッと気が付きました。
『AKA』は『赤』、そして『KIRO』は『白』だ!
スウェーデン語に詳しくないのですが、 重さの単位のキロをスウェーデン人が「シロ」と発音するので、 いつしか「Ki」の読み方を覚えていました。まさかこんなところで役に立つとは、いや、別に役に立ってはいないか。
ようやく、スウェーデン買い付けは残り半分となりました。
続く。
ミタ