デンマークで夜のピクニック

こんにちは、買い付けレポート最終回です。

今回、デンマークはコペンハーゲンではなく、オーデンセに滞在しました。
蛇足ながら地理の解説をすると、デンマークはこのようにいくつかの島に分かれています。

首都コペンハーゲンがあるのは右端のシュラン島。国土のほとんどを占め、大陸に繋がっているユトランド半島に首都がないのは不思議な感じがするかもしれませんが、かつては右側のスウェーデンの一部、ドイツの一部もデンマークだったので、その当時シュラン島は中心部だったのだそうです。
オーデンセはシュラン島とユトランド半島に挟まれたフュン島の中心都市です。コペンハーゲンとは橋で繋がっていて、郊外電車で1時間30分くらい。童話作家アンデルセンの故郷としても有名です。
蛇足ついでに申し上げると、アンデルセンと言ってもデンマークでは通じません(ドイツ語読み?)。デンマークの発音は「アナスン」ですが、咄嗟に出てこない場合はむしろ英語読みの「アンダーソン」の方が通じます。
さて、買い付けを終えて友人であり、ディーラーさんでもある一家を訪問し、ご馳走になりました。

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広いお庭(トップの写真もお庭の一部です)のテーブルに果物や野菜、飲み物を並べてスタート。こんなに明るいですが、とっくに夕方の6時は回っています。

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飼い猫のヨーヨーちゃんもいつの間にか加わって、デンマークと日本のことなどおしゃべりしていると時間はどんどん過ぎて行きました。

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夕食の準備が出来たのでどうぞ、と呼ばれてお家の中に。
メニューは魚のソテーと、茹でた新ジャガ、チーズの入ったサラダ、添えられた真っ赤な色はルバーブのジャムです。

とても美味しくて、魚も、ポテトも、サラダも、ルバーブも2回ずつお代わりしてしまいました。
魚には胡麻がまぶしてあり、サラダのルッコラの風味とよく合いました。またルバーブはお菓子に使われることが多いと思うのですが、ミントを加えて料理に合う味になっています。新ジャガにかかっているのはグリーンピースのソースです。色合いがきれいで、食欲をそそりますね。

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食事が終わると、近くのハーバーでコーヒーを飲みましょうと誘われました。この写真は帰りの時に撮ったものですが、こんな感じに籠にコーヒーポットとカップ、ケーキとカトラリーを詰めて歩いてハーバーへ。

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夜の9時を過ぎていますが、明るい、明るい。「日本は何時から暗くなるの?」と尋ねられ、今の季節なら7時かな、と答えるとそんなに早くと驚かれました。

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さて、ベンチにクロスを敷いて、カップやカトラリーを出します。

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手作りのブルーベリーケーキで食後のコーヒータイム。まるで夜のピクニックです。
ブルーベリーが北欧のものに比べると随分と大きかったので尋ねると、やはり北米からの輸入物だとか。

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「北欧といえばブルーベリーのイメージだけど?」と聞くと「ここでは昔はそんなに食べなかったんだけど、最近は流行ってきて庭で作る人も増えてきたの。なんだか変な感じ」と意外な返事が。
つい北欧4カ国をとひとくくりで考えてしまいますが、地方地方でやはり違いがあるのですね。特にデンマークは欧州大陸と隣接しているためか、北欧といっても建築物などがより西欧っぽい雰囲気がします。専門家でないので、個人的な印象ですが。
さて、デンマークでの買いつけはこんな感じ。やはりロイヤル・コペンハーゲンやクイストゴーが中心になりましたが、少しですがフィッギオやロールストランドもあります。

久々の腰をすえてのデンマークということもあり、この写真以外にもロイヤルコペンハーゲンなどやや多めに買い付けました。これらはディーラーさんにまとめて送っていただくので、到着はもしかすると秋口あたりになるかも知れません。どうぞ、気を長くお待ち下さい。

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ミタ

こうも明るいと常に時計を見ていないと時間感覚がおかしくなります。

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