キング&クィーンのビッグなカップ

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ご来店のお客さまとお話をしていると、大きなカップをお探しの方が結構いらっしゃいます。大抵は朝のカフェオレやミルクティーを飲むのに必要とのこと。
実は私もとても大きなカップを探した事があります。というのも、一人で紅茶を飲むときはイギリスの姉から送られてきたティーバッグを直接マグにいれ、お湯を注ぎ、ミルクをいれる、というイギリス人風作り方をすることがほとんど。イギリスのティーバッグは濃く出るので、通常のマグでは容量が少なすぎるのです。
色々探して、結局アラビアのビアマグLoylyに落ち着きました。このLoylyシリーズは現在品切れですが、容量は満杯で約400ccあります。
写真のカップはさらに大容量で、なんと450cc。こんな容量の大きなカップを、いったい何を飲むために作ったのか聞くとココア用とか。そういえば以前知り合いのベルギー人が「日本のココアはカップが小さい!ココアは大きなカップであるべきなのに!」と憤慨してたことがありますから、なるほど、さもありなん。
とはいえ、現在は北欧でもこんな大きなカップでココアを飲む事もあまり無いようです。「まあ、朝食にたっぷりコーヒーを飲む時用かな?」との事ですが、このサイズはスープにも良さそうですね。
トランプを思わせるキングとクィーンの柄はユーモラスで、印象的。フォルムをデザインしたのはフィンランドを代表するデザイナーの一人、カイ・フランクです。フォルムそのものは1953年にデザインされていますが、デコレートは1960年代に入ってからかな?デコレートデザインは誰なのか分りませんでした。
本来はソーサーが付いているものなのですが、残念ながら3つとも失われています。けれどもこれだけ大きなカップならマグ代わりにソーサーなしでもお使いいただけるでしょう。
ご興味があれば是非下記リンク先をご覧下さい。
→Arabia ビッグカップのみ (キング&クィーン)
ところで、当店ではカップ、ポット、クリーマー、ピッチャー、ソースボート、鍋にも、恐らくどれくらい入るのか気になるであろうお品は全部容量を記載しています。実は意外とお客さまから反響が大きいのは、この容量を書いてあることです。
きっかけは自分がネットで買物をしたときに、大きな容量のカップ、クリーマー、ポットを探していたのに、ほとんどのお店ではサイズはあっても容量が無かったことです。自分が知りたい事は他の方も知りたいかもと、商品説明を書くときに毎回、水屋で計量カップ片手に測ることにしました。大抵は30秒ほどの作業ですが、手間と言えば手間。それでも喜んでいただけるのならやり甲斐があると言うものです。
ミタ

本当は洗っているときについでに測れば一石二鳥なんですが・・・。
そういえば、以前お客さまに「え、全部洗っているんですか」と驚かれたのですが、新品で無いので必ずしもきれいな状態で入荷するわけではありません。で、洗ったら見えなかったヒビや貫入が濡れて現れるんですよね(シクシク)。

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キング&クィーンのビッグなカップ」への2件のフィードバック

  1. 本当に容量表記は買い物をするのにとても役立ちますね。この頃では容量の記載がないと思わず、「チッ、わからんやん!」
    この一手間はファインプレイです♪

  2. >>k7さま
    ありがとうございます。
    特にビンテージ品の場合は書いていない場合が多いですね。
    実は私、昔ネットでビンテージのポットを買ったとき、メールでお店に容量を問い合わせた事があるんですよ(^^)

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