みりんの話

こんにちは。猫営業部長のみりんです。目が見えなくなりました。

ゴールデンウィークの前くらいからスタッフ(♀)が風邪をひいて、それで、それが治るまですごく長くって、3週間くらいかかりました。

そしたらワタシもだんだんご飯が食べられなくなって、スタッフはだんだん良くなっていったけど、ワタシはだんだん体に力が入らなくなっていきました。

スタッフと病院に行ったり、お薬飲んだり、背中からお水を沢山いれたりしたけれど、ぜんぜん良くならなくて、なんだか体が軽くなりました。

スタッフは毎日エンエン泣いて、新着の商品を選びながらエンエン泣いて、商品洗いながらエンエン泣いて、パソコンで字を書きながらエンエン泣いて、新着のお仕事以外は、ブログ書くとかお店でお客さんとお話しするとかできなくなっちゃって、大人なのに赤ちゃんみたい。

スタッフは新着のお仕事だけやって、あとはあっちこっち行っていろんなご飯を買ってきたり、ワタシの口に持って来たりするんだけど、どうしてもご飯がちょっとしか食べられませんでした。それで私の頭をなでてまた泣くので、お目目がとけちゃいそうでした。

ある夜、スタッフでなくて、ワタシの目が見えなくなりました。
怖かった。

スタッフはすぐに気が付いて次の日に病院の先生に電話したら、先生は目はもうもどることはないでしょう、あさって来る時にしらべましょう、それよりも今はご飯を食べるのが大事だから食べるのがんばりましょうって言いました。

その日から、ご飯を食べたくなりました。
ふしぎなんだけど。

スタッフが持って来るご飯がおいしくなりました。毎日だんだん食べる量がふえました。自分から食べに行ったりできるようになりました。それで、いまはだいぶん元気になりました。

見えなくてたくさん歩くのは怖いけれど、今日は昨日より食べて昨日よりたくさん歩きました。明日は今日より食べて今日より歩くようになります。あさっては明日より食べて明日より元気になります。

スタッフはワタシの目が見えなくなったけれど生きているからもう泣いていません。

以上!

みりん(猫営業部長)

スタッフより
みりんの眼は病院で詳しく見てもらいましたが失明の原因が分かりませんでした。腎不全からの高血圧、網膜剥離、緑内障、どれも当てはまらないそうです。専門病院への打診もされましたが、原因が分かったところで戻るものでもないなら、 慣れない病院で長い検査でストレスを与えるなら、見えない暮らしをいかに快適にするかに考えを切り替えようと思い、断りました。 とはいえ、突然原因も分からず見えなくなったので、突然原因も分からず元に戻るかもと願ったりもしていますが…。

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