道端に「ジャガイモ売ってます」の看板がありました。スウェーデンは高い山が無いので空が広い。
スウェーデンというと山に囲まれているイメージを持たれたりしがちなのですが、きっとそれはスイスと勘違い。
そういえば、中国人がスウェーデンとスイスと頻繁に取り違えるので、業を煮やしたスウェーデンが、国の公式サイト「Sweden.se」にこんな画像をアップしたことがありました。
この絵を見るとスウェーデンが他国にどんなイメージを持ってもらいたいのか透けて見えるのが面白い。
閑話休題
前回書いた行きそびれたショップに行き、こんな感じに買い付けました。
支払いを終えると、コーヒーとお菓子を出してくれ、社交ダンスのスウェーデンチャンピオンになったという息子さんの話を聞きながら一休み。無理言って開けてもらったのに有り難い。
次は週に1日だけオープンのショップへ。オープンの曜日に行けるスケジュールだったので事前連絡もせずに訪問しました。ショップの前庭に入ると、見知らぬおじいさんが片手に魔法瓶、片手にカップを持ってスウェーデン語で話しかけてきました。意味が分からないので適当にいなして(ひどい)店内に入るとレジカウンターには、これも見知らぬおばあさん。「オーナーさんは?」「息子はいま孫娘とオーストリアにスキー旅行なの」。
なるほど、この二人は彼の両親か、さっきはそれを言っていたのかな?「そう!娘がスキーが得意って前に動画見せてくれたわ」「そうなのよ。私もスキーはするけどね、それとは違うのよ。ヒューって行ってクルっと回ってピョンとジャンプして、シューシューって!」と身振り手振りを交えた陽気な話しぶりはオーナーさんそっくり。
欲しいものを選んでテーブルに乗せると、二人で新聞紙を使いながら丁寧に包んでくれました。いざ支払おうとすると「カードは使えないの。息子のスマホにカード決済の端末が入っているから。今日は現金で」「え!!!」。まさかの展開。
コーヒー1杯もクレジットカードで支払うような、キャッシュレスが浸透しているスウェーデン。手元に現金は2000円程度しか持っていません。それにあんな田舎道ですよ?近所にお金を下せる所なんてないですよ?困惑しているとお父さんが「息子に電話してみる」「私の名前を伝えてくれたら分かると思います」。
スキーの最中だったらどうしよう…これは諦めないといけないのか…と心配になりましたが、たまたま昼時だったのか、電話はすぐにつながり「後で振込んでくれればいいから、帰国したら連絡するって」と言ってもらい一安心。
これらがそんなドッキリの末に買い付けたものたちです。
さて、そんなさなかインスタグラムを見た現地の方から「スコーネにいるの?」と英語でメッセージ。「そう」「日曜日にカーブートセールがあるから行ってみれば?」。いったい誰だか分かりませんが、情報が突然飛び込んできました。
カーブートセールとは、車のトランク(car boot/カーブート)をテーブル代わりに販売するフリーマーケットのひとつ。2010年にイギリスで行った話をアップしています。
カーブートに行ってきました
過去の経験から、十中八九買い付けるようなものはないだろうな、と思いつつ、面白そうだから朝一番に行くことにしました。
続く。
ミタ