お菓子にお菓子を重ねて

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カラフルで楽しいスタッキングのお菓子缶。スウェーデンで1940年代から60年代ごろまで作られていた人気のアイテムです。

スウェーデンの人気ビンテージ情報誌「RETRO」に特集ページがありました。いわく、重ねる事でスペースの節約になると。

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今でも北欧に行くとクッキーを保管するためのお菓子の缶が売っているので、家庭でお菓子を焼くのは一般的なことなのでしょう。
それにしても、結構大きめサイズなのに、2段も3段も重なっているなんて、半世紀前はこんなに一時にまとめて沢山お菓子を焼く機会があったのでしょうか。
そういえば、スウェーデンではおもてなしには7種類の焼き菓子を用意する習慣がありました。

伝統的に、フィーカ には甘い焼き菓子、特にシナモンロールが付きものである。「The Swedish Table」の著者ヘレーネ・ヘンダーソンによると、スウェーデンの客に無礼とならないために最低3つが必要であり、「喜ばせるには、7種類の焼きたての焼き菓子を用意して、天気の話の準備をする」

Wikipediaより

お菓子にはシナモンロールが入る事もあるとなれば、これくらい大きな物も必要かもしれませんね。もちろん、現代のスウェーデンではさすがに7種類ものお菓子を焼いておもてなしする事は珍しくなっているそうですが。
そして、現代の日本では、この缶をお菓子だけでなく、様々な種類のフレーバーティーを入れてもいいですし、買い置きの砂糖や塩、粉ものの保管にも。キッチン周りだけでなく、アクセサリーや手芸などの細々したものを小分けして入れても便利そうです。
これから過ごしやすい季節になりますので、ピクニックに持って行っても良いかも知れませんね。ただし、そんなにしっかりとは閉まらないので、車での移動向きでしょうか?
こちらの缶はふたつとも来月にアップ予定です。

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ところで、森百合子さん著の「コーヒーとパン好きのための北欧ガイド」ではスウェーデンの伝統的な焼き菓子7種類のレシピが掲載されています。
レシピと製作はスウェーデン料理家のハナトモさん。写真に使われているGustavsberg(グスタフスベリ)のビンテージコーヒーセットもハナトモさんの私物です。レシピと共に珍しい食器も楽しめますね。

「コーヒーとパン好きのための北欧ガイド」はリンク先からご覧になれます(Amazonのサイトに飛びます)。この本を参考にスウェーデンの伝統的フィーカに挑戦してみてはいかがでしょうか?

ミタ

ちなみに実家にも私の家にも菓子缶があって、常に何かを補充しています。市販のお菓子ですが。

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