優しい雰囲気のプレートでフィンランドの夏の定番お菓子

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先日、地元の小さなスーパーマーケットで農家直送という生のブルーベリーを買いました。
北米産と違って小粒で使いやすそうだったので、早速フィンランドの夏のお菓子「Mustikkapiirakka(ムスティッカピーラッカ)」を焼きました。口に含むと爽やかな酸味が夏の暑さを和らげてくれます。
このお菓子はフィンランドでは定番中の定番なので、家庭ごとに千差万別なレシピがあります。私が好んで作るのは、柔らかめのタルト生地(硬めのケーキ生地?)にサワークリームと卵液と砂糖を混ぜたフィリングのもの。
フィンランドではパン(プッラ)の生地を使うバージョンありますし、フィリングが大量のブルーベリーに砂糖をまぶしただけといった、夏の間バケツに何杯もブルーベリーを摘むフィンランドならではのレシピもあります。

ケーキ皿は、同じくフィンランドのアラビア製。Tyttiのベージュ色です。

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1965年から1972年まで作られました。デコレートデザインはRaija Uosikkinen (ライヤ・ウオシッキネン)。民族的なパターンを繰り返していますが、個々のパターンが微妙に違っています。
デザイナーが意図したものでは無いでしょうが、この微妙な揺らぎが繰り返しパターンの退屈さを無くしています。

Tyttiとはフィンランドの女性の名前で、「穏やかな」や「静かな」の意味があるそうです。安定した四角のパターンは動きを感じないようで、良く見ると穏やかな中のちょっとした変化が面白いデザインです。
まだまだ30度を越える猛暑が続きます。爽やかなお菓子と優しい雰囲気のプレートでのコーヒータイムは少しはこの暑さを静めてくれるかもしれませんね。
ミタ

ムスティッカピーラッカは年に1、2回作るのですが、生のブルーベリーは初めて使いました。ここまで鮮やかな紫色になったのは初めてです。生だから?種類の問題?

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