おはようございます。
写真の青いカップはスウェーデンのGefle(ゲフレ)Kosmos(コスモス)シリーズです。湯飲みと茶托風になっていますが、実はこれはシュガーボウルとソーサー単品の組み合わせ。
このコスモスシリーズは1967年にオランダ ユトレヒトの国際展示会で優勝していますが、受賞の大きな理由はフォルムデザインではなく、むしろ青と茶の釉薬を重ねて複雑な色を出す技術に与えられたそうです。
そのあたりの話は以前もフクヤ通信で取り上げたので、よろしければ合わせてご覧ください。
→2009年7月17日「賞は誰のもの?」
そのためか、どうなのか、このKosmosの名称はフォルムよりもむしろ釉薬に与えられているようです。おなじKosmosの名前でもフォルムの異なるシリーズに分かれています。
こちらはその2モデルのシュガーポットとクリーマーを並べたもの。手前の丸いフォルムは「TE」モデル、奥の直線的なフォルムは「EH」モデルです。
販売当時の資料を見ると、それぞれのフォルムにほぼ同じアイテムが用意されている事がわかりますね(ただし、コーヒーカップはEHモデルのみ)。
さて、去年の11月の買い付けではTEとEH、両方のクリーマーとシュガーボウルを買い付けました。ただし、EHモデルのシュガーボウルはソーサー付きで…。
実は買い付けたときから冒頭の写真の組み合わせでした。シュガーボウルがそもそもコーヒーカップに持ち手を付けていないだけなので、サイズもピッタリです。
こうやって組み合わせると、違和感無し。せっかくなので、このままで販売します。ただいま準備中。今月中にはアップ予定です。
ミタ
本当に最初からこの組み合わせかと思っちゃいました。