北欧の雑貨と食にまつわるお話

120428-1.jpg

こんにちは、昨日の4月28日に北欧雑貨を取り扱った雑誌「北欧雑貨と暮らす」が発売されました。食器を中心とした、新旧様々な北欧の雑貨がテーマの雑誌で、当店からは写真左上のArabia ジャムジャーを始め、10数点が掲載されています。貸し出したのが1ヵ月半程前ですので、既に完売しているものもありますが、いくつかは残っています。もしご興味があればお問い合わせください。
写真のジャムジャーは1965年から69年まで生産されていたもので、この茶のマット以外にも、茶の艶あり、白の艶ありがあります。生産モデル名はFDですが、シリーズ名は無く、デザイナーは不明です。雰囲気からすると、Gunvor Olin-Grönqvistっぽいんですが、どうなのかな?
それはともかく、同誌では「北欧のおいしい話」「北欧のおいしい時間」 の著者、森さんが「食とデザインのおいしい関係」のタイトルでエッセイを書かれています。森さんは実際に現地の人との交流しているだけでなく、ご自宅でもこの雑誌のサブタイトル通り”普段使い”でビンテージ北欧食器を愛好していらっしゃるので、文章には愛情が溢れています。雑誌をお求めになったら是非そちらも楽しみになさってください。
で、どうしてそんな事を知っているのかと言うと・・・

半月ほど前に、森家でご飯食べたから。

120428-3.jpg

ノルウェー夢ネットの青木さんとスウェーデン料理教室のハナトモさん、森さんの著書のイラストを書かれたイラストレーターの方、ご友人の建築家、そして特別ゲスト(?)として参加のノルウェーの帰国子女の兄妹とご一緒させていただきました。
左の写真の手前のものは「北欧のおいしい時間」にレシピが紹介されていた、リンゴとベーコンの炒めたものです。そもそも、リンゴと肉は名コンビ。こちらもベーコンの塩気とリンゴの甘さ、酸味が合って箸(フォーク?)がすすむ美味しさでした。

そして、こちらはハナトモさんが持ってきてくださったホームメイド”セムラ”です。セムラとはスウェーデンでは四旬節に食べるお菓子で、カルダモン入りのパンに生クリームとアーモンドペーストをはさんだものです。

120428-4.jpg

結構ヘビーなので、実は私はセムラがちょっと苦手。ところが、ハナトモさんのセムラをいただいて、ちゃんと作ればこんなに美味しいのかと目からうろこが落ちる思いでした。
と、聞いた森さんから、このセムラはハナトモさんへのリクエストでした。
そして、私はちょうどノルウェー家族旅行から帰ったばかりでしたので、キッチンをお借りして、現地で購入した”ワッフルの素”と”ワッフルメーカー”でワッフルを焼きました。

レシピはノルウェー語でしたので、青木さんに訳してもらいました。
まずはバター1本(200g)を溶かします。この”バター1本”には参加者全員が恐れをなしましたが、書いてあるとおり作ります(ちなみにレシピに従うと230g)。

120428-5.jpg

そのバターにワッフルの素1袋と水900ccを投入します。はい、生地の出来上がり。卵も牛乳もいりません。
こういう”混ぜるだけ”の食材って、その国の暮らしぶりが分かるというか、卵と牛乳はなくても、バター230gは普通に家庭に有るだろう、というメーカーの姿勢が伺えますね(本当か?)。

120428-6.jpg

後はワッフルメーカーで焼くだけです。
ひたすら焼きます。

120428-7.jpg

最初は、一人キッチンで寂しい思いをしていましたが、入れ替わり立ち代り応援が覗きに来るので段々乗ってきました。気分は職人です(途中で森さんのご主人と交代しましたが)。

1袋で10枚ほど出来上がりました。

120428-8.jpg

まずは定番のイチゴジャムとサワークリーム。

120428-9.jpg

それから、ノルウェー名産、ブラウンチーズ。
北欧のワッフルは甘みが少ないので、このような塩気のあるチーズともあわせることができます。

120428-10.jpg

食べる頃には”バター1本投入”の事実は頭の中から消え去っていました。恐ろしい。

青木さんいわく「あの人たちものすごくバター使いますからね」。
いや、もうおっしゃるとおり。
そんな青木さんが大体2ヶ月に1回開催している「ノルウェーについて学ぶサロン」に森さんがゲスト講師として講演するというので、4月21日に会場のフィンツアーさんのオフィスに行ってきました。

我が家から徒歩10分ほどのバス停から東京駅行きに乗ると、港区芝にあるフィンツアーさんのオフィスのまん前に40分ほどで到着。そっち方面には用事が無いので、知らなかったのですが、意外と近かったです。

120428-11.jpg

講演ではノルウェーの食事情を豊富な写真を交えてお話を伺いました。
特にカフェの話は面白く、この写真はカッピングと呼ばれる、コーヒーのテイスティングのワークショップの様子だそうです。
仕事上でもあまり行くことの無い、ノルウェー。こんなに美味しいものが沢山あるとは知りませんでした。

120428-12.jpg

最後に青木さんによる一言ノルウェー語会話のレッスンでサロンは終了。
次回のサロンは7月、ゲスト講師にノルウェー人のトゥロン・ヴォーリーさんを招いて「ノルウェーに学ぶワークライフバランス」についての講演だそうです。

120428-13.jpg

どうも働きすぎでプライベートが犠牲になっていないか、とお悩みの方には参考になるかと思います。ご興味がある方はノルウェー夢ネットまでお問い合わせくださいね。

ミタ

5月に渋谷区にオープン予定のノルウェーカフェ「フグレン」はインテリアにはノルウェーアンティークやビンテージを使うとか。オープン初日にはノルウェーから大臣も見えるそうですよ。

↓Fukuyaのお店へはここをクリック↓
Fukuya ネットショップ
【この記事をシェア】

コメントを残す

関連投稿

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る