こんにちは、毎年買い付けでお世話になっているフィンランドのお店では行くたびにお母さんが、手作りのスパイスケーキを焼いて用意してくださいます。
とても美味しいので、レシピを聞くと教えてくれたのですが、計量単位に「コーヒーカップ」とあったので、なんだこりゃ、と思いつつ数年が経ってしまいました。
これが、そのメモ。
それが、最近になって、ピルタナウハ織りの講師の一人、エックさんが「フィンランドではコーヒーカップは150ccですよ」と教えてくれたので、今日ようやく作ってみました。
お母さんはいつもクグロフ型で作ってくれるので、それに倣って私もクグロフ型を用意。慣れない型で要領がつかめず、きれいに抜けませんでしたが、とりあえず完成しました(崩れた所は裏に回して撮影)。
以前、スウェーデンのマリアンヌさんに教わった、お母さん直伝のスパイスケーキよりもふんわりしていて軽く、スパイスも少なめ。初めて北欧のスパイスケーキを食べる人にも食べやすい味です。このレシピはサイトの「ピルッコのフィンランド風スパイスケーキ」に掲載しましたので、どうぞ作ってみて下さい。
ちなみに、マリアンヌさんのスパイスケーキは、先日「北欧のおいしい話」等の著者である森さんのお店に持参したら、とても好評だったので、次回はそのレシピをご紹介しますね。マリアンヌさんのケーキは、典型的なパウンドケーキタイプでしっとりとしていて重め。しかも、驚くほど沢山入ったスパイスが効いています。スパイス好きには堪らないので、こちらもお楽しみになさって下さい。いつになるか分りませんが。
スパイスケーキ対決、フィンランドのお母さん風とスウェーデンのお母さん風、好みが分かれるところですが、あえて言うならフィンランドは夏向き、スウェーデンは冬向き、かな?いつ食べても美味しいのですが。
最後になりましたが、撮影に使ったのはアラビアのKäpyシリーズです。1970年代の製品で、Käpyとは松ぼっくりのこと。その名のとおり、可愛らしいまん丸の松ぼっくりが、グレイッシュピンクで描かれた優しい雰囲気のお皿です。ただいまケーキプレートとディナープレートがありますので、どうぞ、こちらもご覧くださいね。