こんにちは、梅雨真っ盛りで、うっとうしい日が続きますね。
そんなときは、こんなハッピーな色のティーカップを使ってみるのはいかがでしょうか?
このティーカップ、その名もそのままHappyといい、スウェーデンのロールストランド製です。ロゴからははっきりとした年代は分かりませんが、この大胆な柄の雰囲気から1960年代のものでしょう。見るからにハッピーな気持ちになるデザインです。
話は変わりますが、昨日知人と色彩効果の話をしていて、そうだ、私は色彩検定1級を取っているんだと思い出しました。そればかりか、20代終わりから30代初めまで専門学校やカルチャースクールで色彩学の講師をし、企業セミナーなども行っていました。
何故そんな昔の話を出してきたかというと、このロールストランドのカップは、色彩心理学的に見てもなかなか面白いデザインだからです。
このカップを見てパッと目に入る色は黄色ではないでしょうか?
面積的にはそれ程多くは無い黄色ですが、スペクトル(光の波長)の中で一番明るく、はっきりと見える色なのです。だから交通標識などには黄色が使われているのですね。
黄色は太陽、沃土、黄金の象徴でもあります。その明るさは未来や希望を感じさせ、人の感情に働きかけ、気持ちを高揚させるので、正に”ハッピー”になる色なのです。
また、周りに配された黄緑色から人は草木を連想し、自然の中にいるような寛ぎを感じます。黄色の幸せなイメージに黄緑色の平穏なイメージがプラス。
ちなみにこの2色はどちらも”香りの良さ”を感じる色。ネガティブな側面のない誰もが幸福な気持ちになる配色です。
Happyという名は誰がつけたのか。デザイナーがはっきりとしないので、不明ですが恐らくデザインを見てパッと頭に浮かんだイメージだったのでしょうね。
普段余り意識していないかも知れませんが、色には人の心理に働きかける力があります。こんな季節、少しでも色の力でうっとうしい気持ちを晴れやかにしてみるのはいかがでしょうか?このカップはたっぷり入りますので、スープにもお使いいただけますよ。
→Rorstrand Happy ティーカップ
ミタ
黄色には明るく天真爛漫なイメージから、子どもっぽさや甘ったれを連想させる事もあります。身近な人と別れる事になったなど、寂しい思いをしているとき、誰かに甘えたい気持ちから黄色が気になったりするらしいですよ。