「フィンランドのくらしとデザイン展」青森会場がスタート!

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おはようございます。
いよいよ昨日の土曜日から大規模展覧会「フィンランドのくらしとデザイン展」の巡回展示がスタートしました。

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1ヵ所目の会場は青森県立美術館で、会期は4月7日から6月3日の約2ヶ月です。
フクヤは東京会場に引き続き、フィンランドのビンテージアイテムの一部をミュージアムショップにて展示販売します。企画担当の方からショップの写真を送っていただきました。

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会場ではもちろんフクヤだけでなく、東京と同じくフィンランドのメーカー、イッタラやマリメッコ、アアルトなどのアイテムが販売されています。

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フクヤからの、ヌータヤルヴィ時代のオイバ・トイッカのFlora、Faunaは現在のIittlaにおける彼のバードたちと共に並べてもらっています。

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主に1960年代、70年代にアラビアで活躍したデコレーター、エステリ・トムラとライヤ・ウオシッキネンの当時の作品です。

後ろにあるのは、ライヤ・ウオシッキネンがデコレートした、フィンランドの抒情詩「カレワラ」をモチーフにした飾り皿です。
今回の展覧会では、アクセリ・ガレン=カレラによるカレワラの物語の一場面「ヴァイナミョイネンとアイノ」が目玉の一つとして来日しています。
ワイナミョイネン(ヴァイナミョイネン)とはカレワラの主人公で、生まれたときから老人。カレワラは彼の嫁探しがテーマの一つです。アイノは魔法対決でワイナミョイネンに負けた兄によって勝手にヴァイナミョイネンの結婚を決められ、それを嘆き海で溺れ、魚に姿を変えます。この絵画はワイナミョイネンから逃げ、海で溺れるところを描いています。
今回来日は個人蔵の一枚ですが、アクセリ・ガレン=カレラによる、それと同じ場面、同じ構図の絵画がヘルシンキのアテニウム美術館に収蔵されています。

こちらがその美術館所蔵の「Aino Myth, Triptych」。中心部分が今回来日の「ヴァイナミョイネンとアイノ」と同じ構図で描かれたものです。

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Axél Waldemar Gallén作「Aino Myth, Triptych」
Ateneum Art Museum所蔵

少しポーズや背景が異なりますので、下記展覧会リンク先の絵画と見比べてみるのも面白いかもしれません。
展覧会の紹介

さて、その後、魚になったアイノはワイナミョイネンに釣られ食べられそうになったり、彼女の死に怒った兄のヨウカハイネンが復讐に乗り出してワイナミョイネンを弓で射ったりと、まあ、てんやわんやの大変な騒ぎです(強引に〆る)。

ちなみに写真の奥に写っている1980年プレートの場面は、ヨウカハイネンに弓で射られて海に落ちたワイナミョイネンが鷹に助けられ陸について国に帰る道が分らず泣いていると、魔女ロウヒがそれを聞きつけやってきた所ではないかと思います。

Wikipediaによると「広大な知識と魔法の力を持ち、大胆で判断力にも優れる」ワイナミョイネン……迷子になって泣く。
それ以外のライヤ・ウオシッキネンによるArabiaカレワラ飾り皿は下記リンク先にもございます。どうぞご覧になってください。
→Arabia Kalevala Plate

ミタ

青森近郊の方のご注文には発送の際にチラシなどを同封いたします。

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