こんばんは。
今日周った、スウェーデン南部マルメは小さいながらも見所が多い美しい街で、目的地を駆け足で周っただけでも、ちょっと横を見るとこんな可愛らしい家並みがいくつも並んでいました。
冷えた体を温めようと手近で食べる場所を探すと、Fisksoppa(フィッシュスープ)の文字が目に入りました。ソースアメリケーヌの要領でエビの殻から出汁を取るスウェーデンのフィッシュスープは魚介好きの日本人にはとても美味しいものです。
あまり良く見ずにその小さなレストランに入ると、いきなりケバブの大きな串があり、ピザもメニューに並んでいます。奥にはゲームマシーンが2台並び、ややラフで多国籍な雰囲気は、店選びを間違えたかな、と思いました。
店名を確認すると「マラソン」。マラソンというからはギリシャ系移民のレストランでしょうか?マルメは特に移民が多いところでも知られ、フィンランドに比べると多くの外国人の姿を目にしますし、外国料理のレストランも軒を連ねています。
直径15cm以上のボウルになみなみに注がれたオレンジ色のスープは、いわゆるスウェーデンのfisksoppa。ホームメイドの小さなパンを「サービスだよ」と4つ付けてくれました。スプーンですくうと、3cm角位の大きなタラの切り身、小エビ、サーモンがたっぷりと入っています。
口に運ぶとエビの出汁がしっかりと出ていて、わずかな辛味とほんのりワインの風味。パンも美味しく、こんなに沢山入っているのに最後まで飽きずに綺麗に平らげました。
そうそう、ギリシャって食べ物が美味しい国でしたね。
このお店のホームページはこちらです→Marathon Pizzeria
南欧らしい陽気なおじさんに出会えます。
スウェーデンの移民問題は、私には分からない複雑でデリケートな事情を抱えていて、簡単に論じることは出来ませんが、いち旅行者の立場としては多彩な文化で切磋琢磨された美味しい食、という嬉しい側面が味わえ、こういった外国料理の店でなく、街中のカフェランチでもはっとするスパイス使いに出会うことがあります。
さて、栄養補給をして、今日はこまめに10件程周りました。いつも最初に沢山手に入るディーラーさんのところに行き、残りの日を小さなものを拾うように探すことにしています。別名「落穂拾い」作戦。落穂拾いでは、掘り出し物が見つかることもあれば、全く見つからないこともあります。
今日の落穂拾いの成果はこんな感じ。
大体40アイテム、50点くらいでした。
今回の買い付けではハロウィンも近いので、市場ではカボチャを沢山目にしました。ハロウィンは北欧の人にとっては外国文化で、定着しているとは言えないのですが、いずれこれも北欧の生活の一部になるのでしょうか?
ハロウィンはアイルランドの伝統行事ですが、アメリカに大量のアイルランド人が移民したことでアメリカで広がりました。北欧も含め、日本でもハロウィン行事はアメリカからの輸入でしょう。
世界中がアメリカと同じになるとしたら・・・それはちょっと寂しいかもなあ。
*ちなみに、カボチャのランタンはアメリカ流。そもそもアイルランドでは蕪を使っていましたがアメリカではカボチャが入手しやすかったからとか。
ミタ
個人的な体験では、フィンランドでこういうお店はハズレなので、本当に意外でした。
実の詰まった落穂を結構拾えたみたいですね♪
>>k7さま
何も見つからない、空振りのお店も少なからずあるのですが、いいものも結構拾えました。
今日も数は少ないのですが、一目ぼれのお品が見つかり、ホクホクです。