スウェーデン風キノコスープで年越し

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こんにちは。
今日は12月31日、1年の最後の日です。2010年も皆さまには大変お世話になりました。フクヤは今年4年を迎え5年目となりました。こんなに続けられたのも皆さまのおかげと感謝しています。
今週はアップが無かったので、昨日久しぶりに時間をかけた料理をしました。骨付き鶏モモをオリーブとレーズン、白ワインでじっくり煮込んだものと、スウェーデン風のきのこスープ。デザートにアップルクランブルです。
きのこはスウェーデンのディーラーさんが自ら森で摘んだものを乾燥させて、スープのレシピと一緒に送ってくれました。種類は日本で言う”クロラッパタケ”のようで、アンズタケの一種だそうです。
クロラッパタケ(きのこ図鑑)
クロラッパタケ(フィンランドの自然素材食品)
見た目は真っ黒で、乾燥している姿はまるで大きなヒジキの様ですが、これによると、とても香りのいい珍しいきのことの事です。なるほど、パッケージを開けるとたちまち独特の強い香りが鼻を刺激します。香りが強すぎて、いったいどんな味のスープになるかと少し心配でしたが、出来上りはすばらしく美味しいものでした。
同じきのこは日本では手に入りづらいと思いますが、以前フィンランドのアヌさんにきのこのパイを教わったときに「シイタケで代用できるかも」と教わりました。そのときはイメージが沸かなかったのですが、少し香りの種類は違いますが、香りが強いという点では似ているのかも?
それでは、エヴァさんにもらったレシピをご紹介します。


スウェーデンの昔からのきのこスープ
Trattkantarellsoppa

材料(4人分)
生のアンズタケ 300g (あるいは乾燥アンズタケ25g)
エシャロット 3本
にんにく 1片
バター 大さじ2
小麦粉 大さじ1
水 1リットル
ベジタブルブイヨン 2個
生クリーム 300cc
塩 2つまみ
白こしょう 1つまみ
白ワインビネガー 小さじ1
シェリー酒 75cc
パセリ、あるいはチャイブ 100cc


作り方
1)
生のきのこの場合:形のいい物をいくつか飾り用に取っておき、残りは小さく切る。
乾燥のきのこの場合:手で細かく砕き、30分水に漬け、水を切る。
エシャロットとにんにくをみじん切りにして、きのこと一緒に水気がなくなるまでバターで炒める。
2)
小麦粉を振るい入れ炒め、水と生クリームを加えかき混ぜながら温める(沸騰させないように)。コンソメを砕いて入れ、10分ほど火を通す。
3)
味を見て塩コショウをして、ワインビネガーを加える(これが味の決め手)。最後にシェリー酒を加える。
4)
スープを熱し、バター(分量外)を少し加え、パセリ(あるいはチャイブ)を入れて仕上げる。
*ヒント
最後にミキサーでポタージュにしてもいいでしょう。


ベジタブルコンソメですが、今回は友人にお土産にもらったキノココンソメを使いました。このコンソメはかなり塩気が強かったので、塩を入れなくても丁度いい味になりました。手に入るならこちらの方が、よりキノコスープの味を引き立てると思います。

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このレシピには日本では手に入りづらい材料がいくつかありますが、きのこはシイタケ、シメジ、マイタケなど、コンソメはチキンコンソメで、シェリー酒はドライな白ワインで、チャイブは万能ねぎと、手に入るもので作ってみてはいかがでしょうか。
それでは、今年もあと数時間で終わります。
みなさま、良いお年を!
そして、来年またお会いできることを楽しみにしています!
ミタ

随分と沢山出来たので、今日もきのこスープの残りで夕食です。寒い国のお料理は体が温まりますね。

ご挨拶

フクヤとしては一年の終わりの月にお店をオープンしたのが今年一番のイベントでした。特別な告知はしませんでしたが(まあ、お店と言っても月に2日だけですし)、プランは夏から始まっていました。
箱が出来ていて、床貼りと・壁・天井の塗装に什器だけなら10日程度で終わる工事なのですが、もともとのお店の床、壁、天井を一旦撤去してから改めて作り直し、加えて陳列什器も製作という大仕事だったために、完成まで1ヶ月近くかかりました。
実店舗を作ろうと計画を始めた夏頃から耳鳴りが始まり、最初は秋の虫が鳴いているのかと思っていたのですが、やがて無視出来ないほど音が大きくなり、冬が来た頃には一日中ジーという音に悩ませれるようになっていました。
とりあえず耳鳴りに市販薬があると聞き薬局に行くと、70代半ばほどの女性薬剤師さんが「あなたのような若い人が耳鳴りがするとはおかしい。ストレスでは?」「心当たりがありませんが?」「良く考えてみて。薬を飲むよりも、ゆったりと過ごして、何か趣味を見つけて没頭してみては?」と。
本当に思い当たる節が無く、どうも腑に落ちなかったのですが、Welcome Dayが終わり1週間ほどたって、ふと気が付くとあんなに大きく鳴り続けていた耳鳴りが止まっていました。全く自覚が無かったのですが、それなりにプレッシャーを感じていたのかもしれません。
それにしても、さすが長い経験に基づいたアドバイスは当たるものなんですねー。

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