おはようございます。やっと秋めいてきましたね。
気温が下がって動きやすくなったら、お出かけはいかがでしょうか?
一昨日の水曜日、お休みを利用して、ちょっと北欧芸術めぐりをしてきました。芸術の秋といいますからね。
まずはバスで、目黒区民ギャラリーで開催されている「北欧モダンチェアー100展」へ。
これは目黒通りのインテリアショップが主催している展覧会で、北欧の名作椅子100脚を一同に集めたものです。一部を除いて座り放題。気になっていた椅子の座りごこちを試すいい機会です。
会場には目黒通りのインテリアショップのオーナーさんがいて、一つ一つ詳しく解説してくださるのも嬉しいです。また、展示されている椅子には、個人所有も含まれています。何十年も実際に使用され家族の歴史を刻み、いい色に変化したYチェアーを見ると、心が温かくなります。
開催期間中は目黒通りのお店を巡るスタンプラリーやイベントも用意されています。展覧会の入場は無料ですので、連休中は足を運んでみてはいかがでしょうか。開催は、9月20日までです。
→北欧モダンチェア 100展
その後は、渋谷へ移動して以前から気になっていた“CRAFT SPACE わ”へ。
そもそも、このお店を知ったのは、母校の元学長、柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)氏の作品を扱っているからです。在学中は学長の作品はおろか、名前の読み方も分かっていなかったのですが(ゆずきさやろう、と思っていました)最近ひょんなことから作品を知り、すっかり好きになってしまいました。
“わ”のサイトを訪問してみると、なんとフィンランドの工芸や絵本の輸入にも力を入れていて、珍しいフィンランドの本が手に入るとか。ブログを拝見すると、フィンランドの楽器、カンテレの演奏会もされているようです。
本は取り寄せにも対応しているそうですから、もしお探しのものがあれば問い合わせてみてはいかがでしょか?
→CRAFT SPACE わ
そして、最後は家人とクラブクアトロへ。
デンマークのフィドル奏者、ハラール・ハルゴーさんのコンサートです。
このコンサートはお客さまから教えていただきました。音楽には詳しくないのですが、アイルランドに住んでいたときに、伝統音楽を奏でるフィドルの音色にすっかり魅了されました。
フィドルとはヴァイオリンと同じ楽器ですが、特に民族音楽で使われるヴァイオリンを指し、アイルランド以外ではスカンジナビア地方で多く使われています。「ヴァイオリンは歌う、しかしフィドルは踊る」の言葉で分かるとおり、ヴァイオリンの演奏に比べるとフィドルはもっと庶民の生活に溶け込んだ曲を奏でるもの。
クラシックの演奏とは違い、時には足を踏み鳴らし、舞台を所狭しと動きながら自由に演奏する陽気な音楽は、聞いているだけでもウキウキと気持ちが明るくなります。また陽気な音楽ばかりでなく、平和や愛がテーマの曲も多く、ドイツとデンマークの数世紀の争いの末、平和となった国境の街をテーマにした曲はしんみりと心を打ちました。
競演のヘレーネ・ブルームさんの歌声も素晴らしく、意味は分からなくてもデンマーク語の響きが美しく魅了されました(1曲、英語の歌もありました)。
今日、9月18日は場所を移動し、兵庫県立芸術文化センターでコンサートがあります。お近くの方は足を運ばれてはいかがでしょうか。
→ハラール・ハウゴー with ヘレーネ・ブルー 来日公演2010
興味があるけれど、行けない方にはCDが発売されています。
→ハラール・ハウゴーのCD「バーニング・フィールズ」
ミタ
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休みくらいは北欧から離れて、と思うのですが・・・。