デンマーク上陸

島国に生まれ育った私は、電車やバスなどの地上を走る交通機関で国境を越えるとき、しみじみと外国にいるのだなあ・・と感じます。
ですので、電車で国境を越えるのが結構好きで、選択肢があるなら飛行機よりも電車を選ぶ事が多いのです。
さて、そんなわけでスウェーデンからデンマークへも電車での移動を選びました。とはいえ、スウェーデンとデンマーク間は地続きではなく、エーレスン海峡が横たわっています。
それを約16キロのエーレスン橋がつないだのは2000年のこと。スウェーデンのマルメからデンマークのコペンハーゲンまで20分ほどで着いてしまいます。

これはその橋を渡っている時に撮ったエーレスン海峡。橋で国境を渡るというのは中々の感動物なのです。
ちなみに国境を渡ってもパスポートチェックはありません。まるで国内旅行感覚です。

南の端の町マルメからデンマークまでは20分でも、ストックホルムからコペンハーゲンまでは5時間の旅です。電車の旅といえば楽しみは駅弁。
今回利用した特急列車X2000には食堂車があり、お弁当はそこで購入しました。ここで食べることも出来ますし、座席に持ち帰ることも出来ます。

セルフ方式で、左端の赤い箱を自分で組み立て、欲しいものを選んで箱の中へいれ、最後にレジで清算します。小さなボトルワインもあり、お弁当と一緒に選んでいる人も何人かいました。そのボトルは横にすると、お弁当と並べてぴったり箱に収まる大きさです。

清算を終えたら、片隅にある電子レンジで自分で温めます。
なんとも食欲の沸くような色合いがいいですね。

私の選んだものはハンバーグ弁当。これで69クローナ（約900円）でした。ハンバーグには角切りのビーツが入っていて、赤く見えるのはそのビーツの色です。
ビーツそのものにはそれほど味は無いので、ひき肉に赤みを与えて美味しそうに見せる工夫ではないかと思います。
全くスウェーデン語が読めないので、確かなことは分からないのですが、プロのシェフによるメニューのようで、このハンバーグもとてもいい味でした。

この箱はこのように縦にするとぴったりと座席のテーブルに合うサイズなので座席でもてあましたりしません。ワインボトルとお弁当箱のサイズといい、もし、そこまで考えているなら、すごいなあと感心しました。

ところで、美味しそうだったのでつい誘惑に負けてシナモンパンもデザートに購入。これもなかなかに美味しかったです。

さて、5時間の旅を終えて、着いたそこは・・・・
浅草寺雷門！

コペンハーゲン名物、チボリ公園！

夏しか営業していないチボリ公園なので、春秋の買い付けのときに開いていたことがないのですが、なんとハロウィン特別企画として、10月9日から18日まで開園していたのでした。
ハロウィンにちなんだイベントも夜遅くまで盛り沢山ということで、もう4時近くなのに、まだ入場券を買う行列が出来ていました。
せっかくだから、ちょっと覗いてみようかな？と思ったのですが、入場料95クローネ（約1700円）の前に撃沈。意外とお高いのですねー。
ところで、フィンランドでもスウェーデンでもハロウィーンは一般的ではないように聞きましたが、ここコペンハーゲンではスーパーでカボチャが売られていたり、おもちゃ屋で子供用の仮装コスチュームが飾られていたりと、かなり浸透している様子です。
これは、商業的なものなのか、本当に定着しているのか、明日会うディーラーさんに聞いてみよう。
さて、話は変わって、今日は蚤の市巡りをしたのですが、長くなってしまうので、また次回に。
ミタ
食堂車の説明にスペース使いすぎかも。