一年を通して毎朝、ポットにたっぷりの紅茶を淹れ、ミルクを注いで飲むのが長年の習慣です。
夏はせいぜい1、2杯のお茶も、だんだん寒くなってくると飲む量も増え、この季節は二人で1.2リットル入りのポットでも足りない。
毎年、この時期になるといつものマグカップでは物足りなくなって「大きいマグが欲しいなあ」と思いつつ、結局手に入れないまままた春を迎えてしまうという繰り返しです。
いつものマグカップ。
もう、こんな容量では全然足りません。
昨日のフクヤ通信でもお伝えしたとおり、長い間部屋の片隅で眠っていたフィンランドからの荷物を、ようやく開けたら中からアラビアのサウナマグが一つ出てきました。
今まで、お父さんマグ、お母さんマグ、子供マグは入荷していたのですが、一家そろってのマグは初登場です。3人家族と思っていたのですが、もっと小さな子供がもう一人加わっています。裏側には黒猫も。この猫はお父さんマグに描かれていた猫と同じかな?そうすると、この家族は全部で夫婦と子供二人、犬2匹、猫1匹の大家族ですね。(それと、コウモリとクモも!)
このマグ、本来はビアマグという名前で、ビールを飲むためのもの。そのため容量はたっぷり400mlです。
お酒を飲まない私ですので、いままで縁がないと思っていたのですが、あら、大容量マグとしてはとっても良いかも。
イラストを描いたのは、Gunvor Olin-Gronqvist。コスモスシリーズなど太い筆致のものを多くデザインしていますが、彼女のまた別の面が見られる作品です。ユーモアのある表現と、確かなデッサン力。
ああ、フィンランドの日常ってきっとこんな感じなんだろうなあ、と思わせるような説得力のあるイラストは、彼女の観察力の強さだけでなく、対象に対するあたたかな視点のためでしょう。
たっぷり飲んで、一口ごとにイラストを眺めて。身も心も暖めてくれるような素敵なマグカップです。
こちらのマグカップ、アップは来年になりそうです。
ミタ
VERYという雑誌から取材の申し込みがありました。来年あたり登場するかも?です。