ヘルシンキ最終日。
今日は土曜日なのでアンティークショップの営業は午前中まで、早い行動が勝負です。
雪がちらついた、曇り空の中アンティークショップが集まっていることで有名なストリート3本を一気に回ります。
店に入って交渉、英語が通じないときは、あやしい単語のみのフィンランド語(ムッキ、ミタマクサ?←本当に通じているのかいささか疑問)と数字(シックス、ゼロ?←これは通じていると思う)でまたまた交渉。
てきぱきと行動し、お昼ごろには任務終了です。
「よし、時間有るな。マリメッコアウトレットに行こう!」とスタッフが元気に宣言します。「土曜日は2時までだよ。」
両手に荷物を抱えたまま、今度はアンティ・ヌルメスニエミデザインの地下鉄に飛び乗りました。
ところで、この名前いつも”アンティ・ヌルスミニエリ”と言ってしまう私。毎回スタッフに「おしい」といわれます。
15分ほど地下鉄に乗り、HERTTONIEMI駅から更に歩いて10分。
遠い。
疲れた体には遠すぎる。
周りを眺めても、ガソリンスタンドやガラス張りの車の販売所、大型スーパー、車ががんがん通る太いアスファルトの道路。
海岸沿いの風光明媚なところらしいのですが、天気も悪く、目に映る風景はあまりにも殺風景で、へこみます。
「まだー?ねー、まだー?」とぼやく私に、「ほら、あそこにマックがあるからもうすぐだよ!」と励ますゆき。
マクドナルドの前を過ぎ右に曲がると、マリメッコの本社と工場が姿を現しました。
ここに来るのは初めて。
まったく何があるのか知らずに入店した私の目に飛び込んできたのは、このハギレコーナー!
上にはなんと”17ユーロ/1kg “の看板!
さっきまでの元気の無さはどこへやら「おー」と突撃する私に背後から「まっしぐらだよ・・・。」とスタッフの声。
手にいっぱいハギレをつかむ私に「そんなに生地買って何すんの」。「分からない」と私。ほんと、何しようか。
そしてウキウキとお会計をするとき、夢中になりすぎて手にアンティークを下げていることをすっかり忘れていました。
床に勢い良く荷物を下ろしたときに”カチン”といやな音が・・・。
宿に戻って荷物をあけると、ファウナのケーキプレートが割れていました。
ごめんなさい・・・。
ミタ