昨年の夏頃に近所の古い空き店舗の前を通りかかると、「ことり珈琲店」と書かれた新らしい看板が付いていました。まだ工事中でしたので、たまに「できたかな?」と覗くものの、やっている気配が無い。いつまでたっても開店しないので、家人に「もしかして、苗字が”ことり”で、名前が”珈琲店”さんのおうちかもね」なんて冗談を言っていたほどです。
しばらく覗いていなかったのですが、一昨日の外出ついでに寄り道してみると「シナモンロール」の文字が目に入りました。「あ、オープンしてた!そして北欧風のシナモンロールとは!」。扉の張り紙を見ると”北欧のネトルスープ風ほうれん草スープ”の文字も!これは行かねば!
残念ながらその日は店休日だったので、昨日の木曜日に改めて行ってみました。布教活動のために、お店のポストカード(ショップカード在庫切れのため)と自著の『北欧 食べる、つくる、かわいいと暮らす』手にいざ
「頼もう!」
「どうれ!」
ことり!
もいましたが、店主は人間の中村さん。
名刺代わりに持参したポストカードを取り出し「実はすぐそこの坂の上で北欧のビンテージショップをやっています」と切り出すと「フクヤさん?ブログ読んでます」と返って来て、あっけなく布教終了。
なんでもオープンは去年の10月のこと。特に告知もせずひっそりスタートしていたので、「オープンしていたのね」と随分と日にちが経ってから来られるご近所さんは私だけではないとか。
そんな控えめな「ことり珈琲店」さんにホームページはありませんが、Facebookページをお持ちです。
→ことり珈琲店
さっそく北欧風シナモンロールをいただきました。店主の中村さんはフィンランドでいくつもシナモンロールを食べて味を研究したとか。しっかりとカルダモンが効いた、サクサクと軽い食感はフィンランドで食べたのと同じです。
ほんのり甘みのある、エチオピアの豆を使ったコーヒーとシナモンロールを頂きながら、とりとめなくカフェを開いたいきさつなど伺いました。
お菓子やパンは全て手作り。
あたたかな雰囲気に、うっかり長居してしまいそう。
ことり珈琲店はフクヤのお店からたったの徒歩5分。当店にいらっしゃる際にシナモンロールで一休みされてはいかがでしょうか?くわしい場所は下記の地図でご確認くださいね。11歳のご長寿文鳥「うめ」さんにも会えますよ。
ミタ