おはようございます。
明日はクリスマスイブですね。今日、お肉屋さんに予約をしているチキンを取りに行かなければいけないのですが、東京は朝から冷たい雨です。
今朝はせっかくいつもよりも1時間早く、5時前に起きたのですが7時ごろまで外が暗くて気持ちも晴れません。明るくなるまでの2時間をお茶を飲みながら何もせず、雨音を聞きながらぼんやりと過ごしてしまいました。
さて、フクヤにはそんな雨粒を思わせるような水玉(ポルカドット)のカップ&ソーサーが入荷しています。
ただし、東京の曇り空や私の憂鬱を蹴散らすような、爽やかな黄色と水色。
こちらのカップ&ソーサーはステンシルで絵付けされたもので、同じくステンシルで作られたストライプ柄も入荷しています。
このシリーズは1940年代から1960年代に気軽な日常使い用として、アラビア社が何種類も作ったもので、特別な名前の無いのがほとんど。フクヤではまとめて”ステンシルシリーズ”と呼んでいます。
ヘルシンキのアラビアミュージアムにはそのステンシル模様をどのようにつけたのか、良く分かる展示があります。
このような模様を型抜きした金属の型に、カップを入れてスプレーで色を吹き付けて作っていたそうです。
おそらく当時は手ごろな価格で販売されていたものと見え、ずいぶんと酷使されていたよう。市場では傷や欠け、汚れ、ヒビのあるものが多く、状態の良いものを探すのが難しいです。
今回ラッキーなことに、おそらく未使用のポルカドット2色と、販売当時の箱に入ったまま、デッドストックのストライプを手に入れました。どちらもとてもよい状態です。
このシリーズ、当時と同じように気軽に使って欲しいと、今までフクヤでは頑張ってお安めにしていたのですが、どうも値上げをせざるを得ないようです。
なにしろ、このユーロ高。それに加え、現地でステンシルシリーズの人気が上がってきて、以前のような価格で入手するのが難しくなりました。
2003年は130円台前半だったユーロ、今は160円台半ば。5年未満で25%アップと計算してみると、改めて驚きます。なんだかヨーロッパに行きづらくなりました。
サンタさん、クリスマスプレゼントに来年はユーロをもう少し下げてくださいね。(エクスポートのお仕事をしている方には申し訳ないですが・・・。)
さて、サンタといえばフィンランドから私宛にこんな手紙が届きました。
差出人はJoulupukki(フィンランド語でサンタクロース)。どうやら家人が申し込んでいたらしい。
子供のときは、母が同じようにサンタクロースからの手紙を申し込んでくれていたので、これはなんとも懐かしい。受け取ったのは何十年ぶりでしょう!
喜んで開封すると、一言も読めません。それもそうで、全てフィンランド語です。家人に「どうしてフィンランド語・・・。」と尋ねると「だって、サンタはフィンランドから来るんでしょ?」と。
えー。最近のサンタは日本語も大丈夫みたいよー。
せっかくの長文の手紙。何が書いてあるのかさっぱり分からないのは、なんとも残念です。
うーん、今度誰かに読んでもらおうか。
それでは、メリークリスマス!
皆さんにサンタクロースから素敵な贈り物がありますように!
ミタ