渋谷の文化村で開催中の『ザ・フィンランドデザイン展』に行ってきました。フィンランドにまつわるデザイン展はここ10年ほど数年置きに開催され、展示内容が似ている場合もあり、実はあまり期待しないで観に行ったのですが、思いがけず良い展示でした。
1930年代から70年代にかけて活躍したデザイナーとその作品を広いジャンルで取り上げていました。特にデザイナーに主点を置き、それぞれの作品が少しずつ小気味よく並んでいます。あまり量が多くないのは(それでも約250点)会場の狭さもあるのでしょうが、かえってフィンランドデザインの全体を俯瞰できる内容でした。私はプロダクトデザイナーとして知られている人の絵画作品が興味深かったです。
また観に行きたいくらい良かった。
ただ解説が乏しく、知識を深めたい人には残念かな、と思っていたら、なんと音声解説はあらかじめ自分のスマホにダウンロードして持参のイヤホンで聞く方法になっていたらしい。知らなかった。
もともと観に行くつもりだったのですが、生来の出不精。大抵は会期ぎりぎりに駆け込むパターンが多い私です。この展覧会では友人のStudio101の斎藤さんが会場内ミュージアムショップと書店「NADiff modern」で「北欧 かわいいものみつけた」展出店しているので、ついでに会いに行きたいなあと思っていました。また、同じ「NADiff modern」内ではスウェーデンの作家アグネータ・フロックさんの展示もあり、アグネータさんから直接良かったら観に行って欲しいとメッセージもいただいたのも気になっていました。
どうしてそんな話になったのか覚えていませんが、アグネータさんの代理店で北欧食材輸入会社のアクアビットジャパンのF社長にアグネータさんからメッセージもらった、なんて話をしたら「土曜日に行きましょう」とお誘いをいただいたのです。
まずは 「NADiff modern」 さんに直行してStudio101の展示をチェック!左の端に写っているのはStuidio101さんオリジナル缶とフィナンシェ詰め合わせ。
きっと人気はフィンランド国旗柄だろうと思って赤ストライプ柄を購入(こちらのデザインの方が好みでしたし)。
次に同じ書店内のアグネータさんの展示を拝見。
作品だけでなく、グッズも充実していました。
そしてちょうど3時だったし、三人でお茶をしました。
最近は実際に顔を合わせておしゃべりが難しい世の中。久々に話が出来て本当に楽しかったです。とりあえず、最高の盛り上がったトピックスは「北欧老人ホーム」。みんなが引退したら同じ老人ホームに入って北欧の思い出話をするのが夢になりました。
まあ、そういうくだらない話が一番面白いんですよね。そんな機会が奪われているのが悲しいです。