こんにちは。昨日フクヤ通信を更新しようと写真の用意をしてサイトにアクセスしたらメンテナンス中でアップできず、肩透かしを食らってしまいました。日本は丑三つ時、時差が恨めしい。
さて、そんな風に出鼻を挫かれてしまいましたが、ようやくスウェーデンサマーハウス滞在記の続きをアップです。
前回の話はこちらから→スウェーデンのサマーハウス滞在記(到着編)
「じゃあ森に行きましょう」と友人のエバさんとラースさんが向かった先は、サマーハウスの真横。「え?こんな近く?」と驚きつつ、30分ほど歩くとこんな風景が広がってきました。
足元にはヒースの花、湖の向こうに見えるのは、ラースさんが毎年秋に猟をしている森です。
で、そのラースさん、慣れた足取りで森に入っていきます。
前日の夜から朝にかけての雨で足元は濡れて滑りやすくとっても不安定。道なんてありませんし、草で隠れているぬかるみや穴に足を取られながらなのに、ラースさんの足取りはキッパリとしていて、しかも早い早い!
はぐれたら絶対に帰れないと、置いて行かれないように付いていくのに必死で、周りの景色を楽しむ余裕なんてゼロ!今年で70歳のラースさん、森で鍛えた足腰には年齢を感じさせません、というか、むしろ私の息が上がってきた!
森に入ったらあちこちにあるイメージだったに、歩けど歩けど、キノコの姿が見えない。ラースさんはどんどん奥へと入っていく、ハアハア言いながら付いていくと「ヨウコ見てごらん!」とラースさん。
あ!
あるある。日本語でアンズダケと呼ぶ、北欧の人が大好きな香りのいい黄色いキノコです。
案外小さいなあ、と思っていたらラースさんが「ほら」
大きい!
ラースさんが指さす方向を探ると
大きいのが採れた!
エバさんも何気に次々にキノコを見つけていきます。
1時間ほどでこんなに沢山採れました!
帰りはリンゴンベリーを適当につまんで食べたり
足元の苔を愛でたり
ブラックベリーを採ってみたり(ちなみにスウェーデンでは熊ベリーと言うらしいです)
すごく余裕がありそうですが、全然無いです。ラースさんの足が早くて、帰り道も付いていくのにもう必死。ここではぐれて日が暮れたら死が待っている、気がする。
数日後に会ったスウェーデンの友達がすでにFacebookやインスタグラムにアップしている写真を見ていて「今の時期にあんな大きなキノコが残っているなんて、案内してくれた人は森に本当に詳しい人なのね!」と驚いていました。そうだったんですね!北欧の人は誰しもが秘密の場所を持っていると聞きます。きっとエヴァさんとラースさんの秘密の場所に案内してくれたんでしょう。
とにもかくにも、こうやって楽しいキノコ狩りは終わり、その日の夕食はキノコトーストとムースシチューでした。その話は次のフクヤ通信で。
ミタ