昨日17日間の買い付けから戻りましたが、買い付けブログはまだ5月2日の続きです。
さて、トーベ・ヤンソン展を観終ってスウェーデンに移動すべくヘルシンキの港へ向かいました。
夜行フェリーでの移動です。いつもはシリヤラインを利用するのですが、今回はヴァイキングライン。17時半にヘルシンキを出て翌朝10時にストックホルムに到着します。
船室の窓からは30分早い17時に出港したシリヤラインが通って行くのが見えました。
船内の時計は短信が2本。1時間の時差があるフィンランドとスウェーデンの時間を指しています。
船内にはいくつかレストランがありますが、いろいろ考えるのが面倒だったので、ヴァイキングにしました。
ヴァイキングラインでヴァイキング、とシャレのようですが、これは日本人にしか通じないジョーク。
食べ放題をバイキング料理というのは日本だけの呼称で、1958年にデンマークで食べ放題(スモーガスボード)を目にした帝国ホテルの当時の支配人が日本に導入した時、北欧にちなんで”バイキング”と名付けたのが起源です。
予め予約をしての入れ替え制。レストラン内は「冷たい料理(前菜)」「温かい料理(メイン)」「デザート」「飲み物(ソフトドリンク、ビール、ワイン)」、そして「子供用(ミートボールやソーセージなど子供が好きそうなもの)」のコーナーに分かれています。
とりあえず、前菜ほぼ全のっけ、という大人げないスタート。北欧らしいメニューが多く嬉しくなります。
次にメイン。大人げないのは私だけでなく、みなさんワシワシと盛っています。
そしてメインです。
お馴染みヤンソンの誘惑もあれば、ミートボール、サーモンといった北欧メニューからエスニック系の何か分からないものもありました。
平たい堅焼きパン「クネッケブロード」があるのも北欧らしい。
こちらはデザートコーナー。真ん中にある黄色いものは日本でも流行ったポルトガルのお菓子、エッグタルトです。ちなみに、エッグタルトはスウェーデンに入ってからも並んでいるのを目にしました。以前は見なかったような…?単に今まで気が付かなかったのか、最近の流行りなのか?
デザートその1とその2。
取り放題のアイス、シャーベット、チョコレートムースを見て、これ子供だったら大喜びしちゃって盛りまくるだろうなあ、と思っていたら、少し離れた席のハイティーンの男の子たちが次々に山盛りのアイスを運んで来て、周りの笑いを誘っていました。
彼らは無料ワインも飲みまくり。大人と子供の中間をそのまま体現しているようで可笑しかったです。ちなみにフィンランドでは酒類の購入には年齢制限はありますが、飲酒に年齢制限はありません(デンマークも)。北欧の人がお酒に強いはずですね。
流れゆく景色を眺めながら夕食を終えました。
ところで、シリヤラインでもヴァイキングレストランを利用したのですが、内容はヴァイキングラインの方が良かったです。もしヴァイキング料理を食べてみたいなら、ヴァイキングラインの方がお勧めかな。
さて、翌朝はカフェで朝食を取りました。昭和レトロなインテリアが懐かしい。
カフェにはスウェーデンとフィンランドの両方のメニューがありました。こちらはフィンランドのキッシュ(ピーラッカ)の類。
こちらはスウェーデンのスウィーツ。左上が掃除機という意味のダムスーガレ、その下がプリンセスケーキ(プリンセストルタ)」です。
でも、私が選んだのはスウェーデンでもフィンランドでもなく、デンマークのデニッシュ。
デンマークで良く食べられるパイ生地のサクサクとしたペストリー、英語でデンマークという意味のデニッシュ(Danish)はデンマークではWienerbrød(ヴィナーボズ=ウィーンのパン)と呼ばれています。籠に付いた値札にもそう書かれていますね。
ストックホルムが近づいてくると、今度はストックホルムを朝に出て、夜にヘルシンキに付くシリヤラインとすれ違いました。
動くホテルのようなフェリーの旅はこれで終了。いよいよ、スウェーデンに上陸です。
ミタ
デッキには犬専用のトイレがあって、犬たちが順番を待って列を作っていました。
犬用トイレは砂場になっています。