春の到来とスウェーデン風ミートボール

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今日から4月になり、春を実感する季節になりました。キリスト教の国では春の到来はイースターの訪れと共に感じるのかも知れません。特に冬の長い北欧では、春を告げるイースターはクリスマスと夏至祭と並んで大きなお祝い行事です。
イースターは毎年日にちが変わり、3月22日から4月25日のどこかの日曜日となり、今年(2014年)は比較的遅く4月20日がその日です。
イースターの前、46日間は宗教的には断食の期間で、その断食の前が謝肉祭、いわゆる「カーニバル」です。カーニバルとはラテン語の「carne vale(さらば肉よ)」から来ているとの説があり、翌日からの断食に備えて贅沢をしようという日。
カーニバルと言えば半裸のダンサーが踊る「リオのカーニバル」を思い浮かべる人が多いかも知れませんが、時期はイースターの7週ほど前、つまり2月から3月のまだ寒い頃です。リオは南半球なので、季節は逆の夏なのですね。

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イースターからカーニバルまで時期をさかのぼってしまったのは、写真のお皿をご紹介するためです。
こちらは、スウェーデンのロールストランドによるKarneval(カルネヴァル)シリーズ。

Karnevalとはスウェーデン語でカーニバル(謝肉祭)のことです。実際のスウェーデンではカーニバルの時期は暗くて寒くて雪があるのですが、このシリーズの明るいこと。
カーニバルの起源は春の到来を喜ぶ古いお祭が、キリスト教と融合したとの説もあるそうなので、手彩色で勢いよく描いたユーモラスな果物や花、明るい山吹色の縁取りは、やがて来る春の気分を描いたものかも知れません。

ミタ

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