タマラ・アラディンのガラス花瓶

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先日のプランツジュエリー講座で残ったヒヤシンスを頂いたので、今週アップ予定のRiihimäen Lasi(リーヒマエンラシ/リーヒマキガラス)のガラス花瓶と一緒に写真を撮りました。

パチリ。

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この花瓶はリーヒマエンラシを代表するデザイナーの一人、Tamara Aladin(タマラ アラディン)のデザインです。形も下に重心がかかっていますが、花瓶そのものもずっしりとした重さがあります。ただ色ガラスをクリアガラスと重ねる事で、その重みを受ける底の部分がフワっと浮かんだようにも見え、バランスの面白さがあります。
当時はこういった手法が流行ったのでしょうか、リーヒマエンラシに限らず同時代の様々な花瓶に見られるデザインですね。
デザイナーのアラディンは資料が少なく、調べると異色の経歴も出てきてなかなか興味の沸く人物です。彼女については5年ほど前にも少し書いたので、良ければご覧下さい。
異色の経歴(2008年12月27日)

さて、この2008年の時点で彼女の経歴については分からないことが多い、と書きましたが、その数年後にディーラーさんのお父様と世間話をしている時に「タマラ・アラディン?黒髪の?彼女なら昔この近くに住んでいたよ。もう引っ越しちゃったけど」とあっさりと返ってきました。
最近再評価されているようで、雑誌にも出ていたとか。「どこに行ったかな、その雑誌。探しておくよ」と言っていただいて、2年くらい。早くみつからないかなあ…(探しているかどうかも怪しい)。
さて、ふと思い出し久しぶりに再調査していると、なんと彼女の写真が見つかりました。

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yleというフィンランドの放送局のサイトです。男性の後ろに立っている黒髪(!)の女性がアラディンだそうです。
記事はこちらからどうぞ→yle

この記事によると、リーヒマエンラシ100周年で出された本の中でアラディンについて書かれていて、彼女の作品がついに広く知られるようになった、とか何とか(フィンランド語を英語に自動翻訳で読んでいるので何か違うかも?)。
この記事が書かれたのが2010年ですから、まさにディーラーさんのお父さまが「雑誌に出ていたよ」の時期と一致。
雑誌、見つかるのかなあ…。

ミタ


フィンランドに行ったらリーヒマエンラシ100周年の本でも立ち読みするかな、こっちの方が早そうと思ったものの、フィンランド語読めないんだった!

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