ノルウェーのお菓子レフセとおしぼり

こんにちは、先日ノルウェー夢ネットの青木さんにノルウェーのレフセを使ったお菓子をお土産に頂きました。

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レフセとはノルウェーの伝統的な無発酵のパンで、ジャガイモが入った生地を薄くフライパンで焼き上げたもの。ノルウェーのスタンドでホットドッグを頼むと、パンの代わりにレフセでくるりと包まれて出されることもあるそうです。
いただいたレフセは”tykklefse”と呼ばれる厚みが有るタイプで、ケーキのようにコーヒーなどと一緒に食べるものです。挟んであるクリームはどこか懐かしい甘じょっぱい味で、記憶を探ると、子どもの時に食べた、砂糖とマーガリンがはさんであるコッペパンでした。
もちろん薄いレフセも、同じようにバターを塗り砂糖をかけておやつにすることも多いとか。ノルウェー独特のお菓子なので、あまり他の国の人には馴染みがないのではないでしょうか。
レフセについて調べていると、そんな文化間の思い違いをテーマにしたコマーシャルが見つかりました。ノルウェーの航空会社BraathensのCMでタイトルはずばり「Japanese」。ノルウェー出張の日本人ビジネスマンが機内で出されたレフセをおしぼりと勘違いして顔を拭くと、バターがべったり・・・。

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あまりにもノルウェー独特な食べ物なので分らなかった、ということなのでしょう。
全編は下にリンクを張りました。音が出ますので、職場の方はご注意を!

このCMは、Braathensがサービスにおしぼりを導入した事を告げる目的のものです。また、1999年のカンヌ国際広告祭での受賞作品です(ちなみに世界で最初におしぼりをサービスに出したのは日本の航空会社)。
こういう民族間の違いを笑いにした、いわゆるエスニックジョークは難しく、このCMを不快に思う人もいらっしゃるでしょう。実際日本国内では「バカにしている」と憤慨した人も少なくは無かったようです。
次のシーンを「日本独特のおしぼりを出されたノルウェー人が何か分らず食べてしまう」にすれば、お互いに笑って済んだのかもしれませんね。
ところで、トップの写真でレフセが乗っているのは、同じノルウェーのブランドFiggjoのTVセットです。テレビを見ながらソファーの上などで寛ぐときに、お菓子もコーヒーも一つの器で兼用するためのもの。
一つの部屋を、リビング、ダイニング、時には寝室にも使いまわす日本の伝統的文化では出てこない発想で、これもいわゆる”民族間ギャップ”かも知れません。すっかり洋風化が進んだ今の日本の家では違和感はありませんが。
ミタ
ちゃぶ台って、足が畳めて、寝室に使うときは部屋の端に置けるんですよねー。

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