ノルウェー語イベントに行ってきました

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こんにちは、一昨日の11日に「ノルウェー夢ネット」主催のノルウェー語イベント「ノルウェー語にトライ!2011」に参加してきました。

講座では簡単なノルウェー語の挨拶を覚えたり、独特の発音の練習、ノルウェー語の豆知識やクイズなどもあり、笑いあり、涙あり(←ウソ)の楽しいイベントでした。
写真は右からノルウェー夢ネット代表の青木順子さん、ノルウェー人の”相棒”フィリップ・アンブローシウスさん、そしてノルウェー大使館の方です。

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このイベントの前半の内容で教えていただいたのが、ノルウェー語の公用語は2つある、というところでした。ノルウェーの標準語(書き言葉)を定める際に、ひとつは長くデンマークに支配されたため言語的に影響を受けているデンマーク語に近いブークモール、もうひとつは本来のノルウェー語、つまり方言の一種であるニーノシュクの二つが公用語になったそうです。
もちろんノルウェーに限らず、どんな国でも近代化の際に方言をまとめ標準語を定めるものです。イタリアではフィレンツェの方言を元に標準イタリア語を作ったと旅行の時にガイドさんから聞きました。
日本では明治期に東京の山の手の言葉を基に標準語が定められたとか。その際には新たな言葉が創作されることもあり、例えば今では誰でも使っている”おかあさん”は明治30年ごろ士族の”おかかさま”と町人の”おっかさん”を足して2で割った人工の名詞と聞けば、当時の担当者の苦労が偲ばれます。
標準語を定められたときは、どの国でも聞きなれない言葉を押し付けられることに対する、心理的抵抗や不満が高まることはあるものですが、ノルウェーの場合はその抵抗が2つの公用語を定めるまでになったのが面白いですね。
公用の場では両方を使わなければいけないそうで、これって例えば

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ご利用いただきまして、誠に有難うございます。
ご利用いただきまして、まいどおおきに。

と併記されているようなものでしょうか?(私が関西出身なのもので、例が関西弁となりましたが、ご自分の出身地の言葉に置き換えてください♪)
ノルウェーではブークモールとニーノシュクの二つだけでなく、各地方の方言がまかり通っていて、あえて標準語を話そうとはしないそうです。テレビのお天気お姉さんも出身地の方言で、普通にアナウンスしているそうで、ここが外国人には困惑するところ。これが日本なら”方言タレント”と呼ばれていましたね。

そんな地方愛の結果なのか、各地の名所旧跡をテーマにした、ノルウェーのスタヴァンゲルフリント社製飾り皿があります。

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写真は、トロンハイムとスタヴァンゲルのもの。写真にはありませんが、大きなサイズのベルゲンの飾り皿も入荷しています。
今まで、この手のお皿は観光所で販売されていたものなのかな、と思っていましたが、案外ノルウェー人が出身地のものを買い求めたりしていたのかしら?
→Stavangerflint 飾り皿 (Trondheim)
→Stavangerflint 飾り皿 (Stavanger)
プレートにあわせたコーヒーカップは同じくスタヴァンゲルフリント社のPacificコーヒーカップです。深い青は海の色でしょう。長い海岸線を持つノルウェーは太平洋に接していませんが、シリーズ名はパシフィック(太平洋)です。

ミタ

お土産にノルウェー王国大使館オリジナルエコバッグをいただきました。可愛いですね。
ちなみにバッグに書かれているNorge(ノルゲ)はブークモール。ニーノシュクではNoreg(ノレグ)になるそうで、まるで間違い探しの様です。

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ノルウェー語イベントに行ってきました」への2件のフィードバック

  1. 雨の中、ご参加いただきありがとうございました☆
    本当にノルウェー語は「ややこしい」事情が多いのですが、「規制」はせずに「みんな勝手におやんなさい」的な言語政策になっています。外国人にとっては、ハタ迷惑限りないのですが。。。でももう慣れました!

  2. >>froskさま
    こんにちは、こちらこそ楽しいイベントへのお誘いありがとうございました。
    来年(があるなら)是非参加いたしますね!

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