本年もよろしくお願いします。
今日の東京は天気が良く暖かい新年です。我が家の柿の木には早朝から残り少なくなった柿の実をついばみに沢山の野鳥が来ています。
メジロ、ヒヨドリ、ツグミ、スズメ、シジュウカラ、外来種で緑の羽が鮮やかなワカケホウセイインコもカップルで来ていました。いつものメンバーがオールキャストで柿の木レストランにお目見えです。
そういえば、昨日買い物帰りに木を周りながらチョンチョン上っている、見たことの無い小鳥がいたので、帰宅してから野鳥図鑑で調べるとキバシリという種類でした。漢字で書くと「木走」。ユニークな木の上り方を上手く表現した名前です。生息地は林と書いてあるので、住宅地にいるのは珍しいのでしょうか?
鳥が好きなので種類や特徴を知るために野鳥図鑑を持っています。日本の野鳥図鑑と、買い付けに行ったときにも調べられるようにイギリスで出版された北ヨーロッパの野鳥図鑑です。
ただ、「かわいい鳥がいるなあ」と思っているのもいいものですが、名前や特徴が分かっていると、同じ小鳥が途端にカラフルに見えてきます。
料理が好きな方なら、外で美味しいものを食べると、どんな調理法なのか興味が沸くでしょう。花が好きな方なら種類や育て方について知りたくなるでしょう。
私は絵を見ることが好きなので、好きな絵ならその作者や描かれた背景、生きた時代について調べたくなります。そして、それを知ることで2次元の絵が深みを増し、変な言い方ですが、3次元にも見えてくるのです。
写真のカップはフィンランド、アラビア社で1954年から1960年代初め(1962年あるいは63年)に作られたRevontuliシリーズです。フォルムデザインは”フィンランドの良心”と呼ばれるカイ・フランク。デコレートデザインはEmiliaシリーズなど可愛らしい絵柄が人気のライヤ・ウオシッキネンです。
Revontuliとはフィンランド語でオーロラのことだそうで、これがオーロラかと意表を衝かれるようなネーミングです。おそらく、先にデザインがあり名付けはその後なのではないかと思うのですが、この装飾からオーロラを連想するなんて面白いですね。
1954年と言えばヘルシンキオリンピックの2年後。オリンピックの年には、敗戦に伴い返済不可能といわれた莫大な賠償金を国が一丸となって経済を発展させ、半分の期間で払い終えています。このカップが作られたのは、正に戦後の復興が進んでいた時期。いかにもフィンランドらしい名前を意識的に付けたのでしょうか。
なんて、思いながらカップを見ていると同じカップでもカラフルに見えてきませんか?
好きな物のことをもっと知りたいと思うのは、好きな人のことをもっと知りたいと思うのと同じ、自然な気持ちです。フクヤで好きなお品を見つけてくださった皆さまの知的探究心に応えるべく、今年もフクヤ通信ではお品の背景や面白さについて出来るだけご紹介していきますね!
それでは、皆さまにとって2011年が益々実り多い年になりますように。
ミタ
オイバ・トイッカさんも鳥が好きなのでしょうか?
あけましておめでとうございます♪
昨年は、ブログやTwitterを中心にお世話になりました(^ ^)。
今年も楽しみにFukuyaさんのブログやサイトをチェックさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします!
素敵な一年になりますように☆
>>るいさま
去年はお店にも来ていただいてありがとうございます!今年もよろしくお願いします♪
また、クスリと笑えるTwitter楽しみにしていますね!
あけましておめでとうございます。フクヤ通信とても楽しみにしています。今年もフクヤ通信で好奇心を刺激してもらおうと思っています。よろしく♪
>>k7さま
あけましておめでとうございます♪
今年もよろしくお願いします。また素晴らしいコレクションを見せてくださいね~!