7月6日、北欧のお菓子やパンについて研究して、記事を書かれたり、料理イベントを開催している佐々木さんの指導で、フィンランドの軽食「カルヤランピーラッカ(karjalanpiirakka)を作る会を開催しました。
※佐々木さんの北欧の食に関するエッセイはこちら→北欧 お菓子&パンの旅日記
カルヤランピーラッカとは、ライ麦粉で作った生地でミルク粥を包み、オーブンで焼いたもの。そのままでも、またはお好きなトッピングで食べても美味しい、フィンランドのおむすび的存在です。
生地を延ばす見本を見せてくれている佐々木さんです。両端が細くなった専用麺棒を使うと、自然に生地がクルクルと回り、丸く広がっていきます。
薄さの目安は「7つの教会が透けて見えるくらい」。向こう側が透けて見えるくらい薄い生地が理想だそう。
順番にチャレンジ。
私も1回だけやらせていただきました。片端を軽く押さえながらもう片端に力を入れるように麺棒を回すと、生地が回りながら延びていきます。コツが何となく分かったので、あと何回かやれば、習得できそう。
※動画は参加の方からの提供です。
次は包みの行程です。包み方には決まりはなく、人によってやり方が違うとのことで、3種類の包み方を教わりました。
ただ、包み方は違っても共通するのは「つまんではいけない」ということ。餃子のように生地を重ねてしまうと、重なった部分の食感が硬くなってしまって、良くないとのことでした。
これも一つだけ作ってみました。私が包んでいるところの、動画をアップしますね。なんとなく雰囲気は伝わりますでしょうか?
※この動画も参加の方にご提供いただきました。
包み終わったカルヤランピーラッカをオーブンへ。
焼きあがったアツアツをバターを溶かしたお湯にくぐらせます。
トッピングは様々ですが、今回は一番一般的なゆで卵のバター和え(ムナポイ)を選びました。
焼き上がりを待っている間に、フィンランドのフルーツデザート、キーッセリを用意。
カルヤランピーラッカ、キーッセリの他に、サラダとヤンソンの誘惑(ジャガイモとアンチョビのオーブン焼き)で食事タイムです。
お皿に盛り付ければ北欧の食卓の出来上がり。
フィンランドに行けばスーパーでもコンビニでもベーカリーでも、どこでも簡単に手に入る人気の軽食ですが、今では家庭で作る人が減ってきたそう。遠く日本でこんなイベントが開催されてことを知れば、驚いてしまうかも知れませんね。
ご参加のみなさま、どうも有難うございました。
ミタ
ご希望が多いので、またいつか開催できればと思っています。
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