スウェーデンへ行こう『北欧ぷちとりっぷVol.8』

※壇上が写っている写真と本の写真は全て森さんの提供です。ありがとうございました。
いつの間にやら、もう8回目を迎えた、北欧トークイベント『北欧ぷちとりっぷ』が2月26日に開催され、ゲストトーカーとして呼んでもらいました。今回も100名ほどのお客さまがいらして下さいました。前売りはたちまち残数わずかになったそうで、嬉しい限りです。

お客さまだけでなく、回を重ねるごとに出店店舗も増えて、こんなに盛況になってきました。

今回は主催の森百合子さんの新刊『3日でまわる北欧 in ストックホルム』発売記念で初めてのスウェーデンがテーマの回です。

まずは、ノルウェー夢ネットの青木さんによる1950年代の写真絵本『エヴァ、のりこさんに会う』について。著者はスウェーデンを代表する児童文学者アストリッド・リンドグレーン。写真を撮影したのは、ロシア出身のスウェーデン人で、彼女がユダヤ人だったため、イスラエルへ移住したのがきっかけでイスラエルで絶大な人気を誇った絵本シリーズです。恐らく、その写真家の方はナチスの迫害を恐れてスウェーデンに亡命したのでしょう。
65年も前に書かれたものですが、きちんと取材され、正確な日本描写が見られる、貴重な資料のご紹介でした。

次は、私から。青木さんの内容にもリンクしたスウェーデンに難民として渡りデザイナーとした活躍したマリ・シムルソンと、リンドグレーンの挿絵画家として活躍したイロン・ヴィークランドについて。
第2次世界大戦中に生きるために命がけでバルト海を渡ったエストニア始め、バルト三国の人たち。それを人道的に救ったスウェーデンの話です。

プレゼンの時は原稿を用意しているものの、紙をめくるのが大変で、いつも結局暗記で話をすることに(ピアノ演奏の譜面のようにめくる助手が必要かも)。そうすると、話し忘れたエピソードって毎回あるんですよね…。今回は例に出したシャガール(ロシアからフランスへの難民)が1950年にフランス国籍取得したこと、そして、マリがなぜ家族と離れ、たった一人で命を賭けて海を渡ったのかという事。
マリが一人で亡命した理由はどの資料にもなかったのですが、恐らくドイツへ留学していたことが原因かと思っています。というのも、プレゼン内でご紹介したエストニア映画『こころに剣士を』でもドイツの大学に行っていた、という理由だけでソ連に連行される老人が登場しているからです。当時のエストニアの人は何が理由で命の危険にさらされるか分からず、常に恐怖の中にいたのでしょう。
最後は森さんによるスウェーデンの見どころ紹介。グルメ、観光、ショッピングなどなど。美味しいモノ、オシャレなモノ(スーパーマーケットのパッケージすら!)、かわいいモノの写真を沢山見せてもらっていると、今すぐにでもスウェーデンへ飛んでいきたくなります。

そして北欧男子コーナー。今回は初めて北欧5カ国が揃いました。あれ、そうだったかな、と思い返すと、体調不良などで誰かが欠けていたのですね。

和やかに突っ込みをしながら北欧の話を教えてもらいました。
最後は北欧検定です。この検定の商品も回を重ねるごとに豪華に!

8回にもなると、クイズを考えるもの大変で、最近はちょっとした北欧のニュースに「ネタになるかも?」と敏感になってしまいました。
とても一言では語れないストックホルムの魅力をギュっと3日間に凝縮した『3日でまわる北欧 in ストックホルム』は下記リンク先からぜひどうぞ!

ミタ
本については、後日改めてご紹介しますね!

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